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JMside



どうしたら攻略できるかな?


そんな問いにホソギヒョンは、世界で1番難しいかも、って言ったよ。


出会ってから今この瞬間までずっと、俺はしっかりあの人のことを考えてしまってるし。


Aの目、マジで俺たちの心が欲しいとか、身体がほしいとかそういうのは全くなくて、むしろ全て業務の一環みたいな態度なのが、またやけに気になる。


ガンガン来るとダメで、全く来ないと欲しくなる。


こういうの、なんて言うんだっけ?




踊りまくって止まらなかった汗を洗い流して、シャワーの粒を感じながら、ボーッと考える。


時々、あー、俺のこのシャワーでいくら水道とガス代が増えてるんだろうな、とか思いながら。



とりあえず、経過観察をするつもりではある。


Aが、いつ、どんなタイミングで、対象は何で動揺するのか。心が動くのか。その人の心が、欲しくなるのか。



観察して、そしたら俺、その手順通り、従順にやってみせるよ。




「おまたせ。」


耳元で囁いたら、その綺麗な顔を今までにないくらい歪ませてた。


さすがに、傷つくな。




一つ目の作戦は失敗だけど、とりあえず今日は良いかな。


ライブは俺が、1番だったらしいし?






マンションまで送り届けてもらって、エントランスからエレベーターに乗り、やけに広い廊下を歩く。


明日の仕事、なんだっけ?



こうやって毎日ここで確認してるってことに今気づいたんだけど、いつもならすぐソジュニヒョンに連絡するのに、少し期待を抱いてそのままスマホをポケットにしまった。



オートロックを解除して、水を一口飲んで、SNSの更新とチェックをして、よし、寝ようかな。



ピロン、って、軽快に鳴る音がした。


[お疲れ様です。明日は11:00に事務所でインタビューがあるから、次送る資料見てなんとなく答え考えておいて。]



なんとも他人行儀に、でもしっかり、Aから連絡をくれた。


こんな小さいことが、こんなにも嬉しい日が来るなんてね。



ソジュニヒョン、やっぱり、女性はいいね。女の子じゃなく、女性。

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作者名:ミン | 作成日時:2023年4月30日 22時

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