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ユンギさんには相当嫌がられたし、もう早々に隣の仕切り、閉めてやろう。


YG「あ?なんで閉めんの?」


『えっ逆に、閉めたくないんですか?』


閉めようとしたらガッて手で抑えられて、あ?ってガン飛ばされるし。


いつまで経ってもこの人のこと理解できなさそうなんだけど、、、


YG「いいじゃん、このままで。お前のブスな寝顔も見れそうだし。」


『はあああ〜!??やだ!こんな最低なスーパースターやだ!!!!』


機内だから大声は出せないけど、ほんとは大声で叫びたいくらい、さっきからずっと最低なことしか言わないんだけどこの人!!!


ラップの天才的な作詞を手にしたら人への優しさ忘れたわけ!?


ケッケッケッて歯茎出して、嫌味な感じで笑ってくるからもう無視して寝よう。うん。


持参してるアイマスク着けて、ヘッドホンでクラシックの壮大な音楽流して、ユンギさんとは反対側の、窓の方向いてもう拗ねました!って態度とった。


ほんとに、拗ねるわ。流石のアイドルにそこまで言われたらね!!!


YG「なぁ、悪かったって。冗談だから機嫌直してよ。」


『ひっ!』


つけてたヘッドホンちょっとずらして、私の耳元でコソコソ言うからなんか、結局声が良くて身震いさせられる始末。


『なんなんですか!ほんと!』


アイマスクつけたまま声だけで反応すれば、ヘッドホンもアイマスクも、少しだけユンギさんの指でずらされて、私の視界と耳が一体だけに機能する。


YG「ふっ、いいから、こっち向いとけよ。」


『いちいちちょっとイケボで囁かないでください、、、!しかも向きは!自分で決めていいでしょ!!!』



はぁ、しばらく寝れなさそうだからこのフライト本気で疲れそうだな。


次の飛行機移動がある時は、ユンギさんの隣は絶対NGにしよう。



さっきの言い合いで、全然眠気が覚めちゃって、適当に安定気流に入ったところでまたちょっと立ち上がることにした。


TH「A〜〜」

『わ、テヒョンか。』


機内のラウンジで、行きはソジュンさんだったのが帰りはテヒョンと話してるなんて、誰が想像した?こんなこと。


乗ってる人が普通の人は乗れない飛行機だから、誰と話してても別に構わないんだけどさ。


『テヒョン、近い。』


私が牽制しても全然離れようとしないテヒョンは、後ろから長い腕を回して、私の肩からだらん、って落とされてる。


TH「さっきはユンギヒョンと何イチャイチャしてたの?」

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作者名:ミン | 作成日時:2023年4月30日 22時

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