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いつもとなに変わらぬ毎日だと私は思っていた。


「お兄、朝飯置いてるから。

私学校行ってくるから」

寝ているお兄を揺さぶり声をかける。

ま、いつもん〜しか返ってこないのはわかりきってるけど。

そんなお兄を置いて、私はバイクの鍵を手に持ち靴を履き家を出る。


そしていつもと変わらない10時にバイクを走らせる。

けど、この時間はいつも学生はいない。

でも今日は違った。

透「やっべええ!!」

なにあの子。

"変な子"

ただ、私が初めて彼に抱いた印象はそれだけ。


それを見て見ぬ振りして私は学校へ向かう。


着いた頃にはもう授業は始まっているのを知っている私は、教室に寄らずに屋上へ駆け上がる。


次の授業が始まる頃に顔を出せば良いか。

そのまま暖かい日差しを浴びながら私は眠りについた。


透「おい!大丈夫か?!」

誰かが叫んでいる声と、私を揺さぶっている事で私の目が覚めた。

「...誰?」

それは朝に見た変な子っぼい、

いや間違いない、この子だ。

透「びっくりさせんなよ!!」

「いや、こっちのセリフっしょ。

寝てただけなんだけど。」

透「はあ?誰が泣きながら寝るんだよ」

そう言われた私は軽く目元に手を触れる。

着いた雫に泣いていた事に気付いた。

又あの夢だ。

最近よく見るようになった家族の夢。

「欠伸しただけだっつの。

じゃ、授業戻る」

透「はあ?!」


叫んでいる彼を無視して、私はまたいつものように同じ日々を繰り返す。

02→←彼女



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サクラ(プロフ) - ワイルドヒーローズめっちゃ好きやから書いてくれるの嬉しすぎます!更新楽しみにしてます! (2020年3月24日 6時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルシア | 作成日時:2019年1月28日 0時

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