゜:。* ゜. 届いて ゜:。* ゜.

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しーんと静まり返った会場

　
　
北 『 は、るちゃん ？ なんで泣くの？ 』

　
　

涙拭きながらゆっくりとマイクを受け取って

　
　

春 『 嬉しくて、、私もほくちゃん大好きだったから、、』

北 『 じゃあ、返事って、』

春 『 もちろん、お願いします、！ 』
　


　
打って変わって歓声で盛り上がる会場

笑いながら泣いてる春音ちゃんを抱き寄せて

もう片方の手でガッツポーズなんてして


　
結 『 A、、 』

『 かっこいいじゃん北人 』

結 『 戻ろっか！ね！ 』

『 うん。』
　
　
　
　

戻ってからも同じクラスだから

嫌でも会わなきゃいけなくて
　
　
　

　
北 『 いた！A！ 』

『 はいはい おーめーでーとーうー 』

北 『 ちゃんと見てたのかよー。』

『 見てたよ笑 かっこよかった 』

北 『 まじ？よっしゃー笑 』

　
　

　
ハイタッチを求めて出された手に

遠慮がちに自分の手を重ねる

重ねた手の平が熱を帯びるように熱くなって

心がぎゅっと締め付けられる

やったー！と無邪気に喜ぶ北人の笑顔

その笑顔がこんなにも胸を締付ける

　
　
　
　
　
　
　
　

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