１１３話(´ `)ﾈﾀﾅｸﾅｯﾃｷﾀ ページ49
日が沈みかけた空からこぼれる光が、半分開いた体育館の扉からひっそりと射し込む。
その光の先に、手を前に組まされ並んで正座と体育座りをする二人の姿があった。
「あぁ、それで...なんだって？」
二人の前に立つのは逆光で表情の見えない岩泉。
言わずもがな、二人とはあの二人で。
「だから、Aちゃんとね。いい感じに...」
「いえ、いい感じというか。ほぼ成功ですね。私の勝ちだと思います。」
反省する気があるのかないのか、五割型ないと思われる口調で軽口を叩き合う。逆光で見えない岩泉の顔だが、彼の両腕がぷるぷると震えだした。
「...いや、だからあれは...あれ、岩ちゃん？」
「あ、悪気があったわけじゃ、ごめんなさ...」
弁解する余地もなく、Aの言葉も及川の言葉も無視された。
「ボゲェェェ！！！！」
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「あんなに怒られるとは...思いませんでしたね。」
「怒るに決まってるだろ...。逆になんで怒られないと思ったんだよ。」
練習終わり、熱気の薄まった体育館には数名の部員が片付けに残っている。
「でも青春じゃないですか。やっぱり部活、恋愛は青春の醍醐味ですよ。」
「だからといってやっていい時とやってはダメな時があるだろ。」
溜息をつきながら、床に転がるボールを拾い上げる金田一さん。
「金田一さん。」
「今度はなんだよ。」
部活用のノートを胸に、ぎゅっと抱いた。
「私は幸せ者ですね。」
それを見た金田一さんは、ぎょっと顔をしかめた。
そして珍しいものを見るように、そっと私の顔をのぞき込んだ。
「何にやけてんだよ...。悪人みたいな顔だな。」
「...人の顔をどうこう言える立場じゃないのでは。」
「おま.....そういうこと言うなよ！」
頭を鷲掴みにされて、ぐしゃぐしゃと撫で回される。
体育館の外から誰かが私たちを呼ぶ声が聞こえた。私の名前を呼ぶ声が聞こえた。私は大きな声で返す。
「はい。黒子です。」
私は、認識されている。
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あおインコ(プロフ) - あやの♪さん» ありがとうございます!!まさに青春です…。もちろん精一杯楽しみたいと思います!!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年4月8日 7時) (
レス) id: 2941e47bdf (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - 高校進学おめでとうございます！青春真っ只中って感じですね(*´∀｀*)高校生活楽しんでくださいね！ (2017年4月8日 1時) (レス) id: ece222c786 (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。待っていてくださり本当にありがとうございました。これからまた更新再開しますので、よろしくお願いしますね(*^^*) (2017年3月2日 14時) (レス) id: 2941e47bdf (このIDを非表示/違反報告)
あい - 長文でごめんなさい。 (2017年3月2日 1時) (レス) id: 65300ee319 (このIDを非表示/違反報告)
あい - なんか僕が読んでるやつに更新停止の作品が異様に多いきがしてならないのですが。しかも受験生が多い！とまあ、愚痴はこれぐらいにして早く復帰してくださいね。結構夢主と及川さんの絡みが好きなので！待ってます！ (2017年3月2日 1時) (レス) id: 65300ee319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2016年7月14日 18時
