黒子君の双子の妹が青葉城西高校バレー部にやってきました【ハイキュー&黒バス】

３５話（＠＾▽＾＠） ページ47

…。









あれから、２０分たった。








要するに６時３０分くらいということ。









未だに気づかれない私。









これは過去最長かもしれないですね。









それにしても








２０分前からずっとうち続けてて、疲れないのかな。









いや、もしかしたらもっと前から打ち続けているのかもしれない。なら尚更だ。








そろそろ、声をかけるべきか。









A「あの及川さ_____」









私の言葉は、途中で途絶えた。それは私自身が言うのをやめたのではなく、









コートの端で、片方の足を庇うようにして肩膝をつく、及川さんの声によって途絶えさせられたのだ。









A「お、及川さん？大丈夫で…」









良心的に近づき、様子を伺おうとした私の声は、またもやか途中で切られてしまった。









及川「え、ちょ、Aちゃん！？いつから…」








A「…およそ２０分前くらいからいました」









あ、正確に言えば３０分くらいか…。








及川「なんで声かけてくれなかったのさ」









A「声はかけました。及川さんが気づかなかっただけです」









少し膨れながら。だって気づかれなかったのは結構悲しかったんですもん。








A「…ところで、及川さん」








及川さんを強調すると、肩をビクッと震わせる。








私、まだ何も言ってないんですけどねぇ？









心の中で黒い笑みを浮かべたことは私以外知らないし、いいですよね？









A「足、どうしたんですか？」








今度は足という単語を聞いて肩を震わせる。いやどれだけ私を恐れているんですか。









及川「い、いやちょっとね」









A「ちょっと、とは」









及川「……」









あ、黙った。









まあ、大方捻挫とかそんな感じだと思いますけど。









今日月曜日ですよね？









明日、火曜日ですよね？









A「練習試合ですよね？明日」









及川「だ、べ、別に足捻ったりなんかしてないし！！」









おや、引っかかった引っかかった。









A「いやいや、私は明日練習試合でしたよね、と聞いただけなんですけど」









あ、とあからさまに顔を青くさせる。









A「もしかして足、捻っちゃったんですか？」









これ以上の反論は認めない、これこそが






論破。←

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