１６話(´-ω-`) ページ27
そして、やってきてしまった放課後。
赤司くんと話をしなければならない…
それが私にとってどれだけのことか…！
どうにかして赤司くんと話すのを阻止せねば…
午後の授業全く聞かずに考えた私の作戦はこうだ。
まず、ホームルームが終わったら兄直伝、ミスディレクションで教室をでる。
その次、素早く廊下を抜け、玄関へ移動。
その後は、気づかれないように部活に行く。
…完璧だ。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
先生「よし、じゃあホームルーム終わり、掃除さぼんなよー」
先生の声と共に、私は席をたった。もちろん影が薄いのを利用しているため(というか利用するとかしない以前にどちらにせよきづかれない)
前にいるしずきさんでさえも気づいていない。
A「…(よし、この調子なら行ける…！)」
そう、こう思ってしまったのが間違いだったのだ。これが世間で言う
フラグ
だったのだ。
次の瞬間、私の目の前が暗くなった。
というか、誰かが立ちはだかっている。
まさか、そんなはずは…！！
そんなはずは…だって、赤司くんは、赤司くんは私の前の前の席なのに！？完璧にミスディレクションしてたのに！？しずきさんでさえも気づいていなかったのに！？
桐斗「…黒子さん、何処へ行くのかな？」
A「あ、赤司…くん」
さ、作戦が…
午後の授業を全く聞かずに作った私の作戦はこの時、音もなく崩れはてた。
そして、その、赤司くん(桐斗)の目は、赤司くん(征十郎)にそっくりだった。
寒気がする。身が凍る。背筋が凍る。
まさにそのオンパレード。
桐斗「じゃあ、行こうか」
スタスタと私を置いて廊下を歩いていく。その後ろ姿は本当に似ている。
…というか、ここで私に逃げられる。とか考えないんでしょうか。
無論。私には逃げる気などさらさらない。
逃げたところで、結局はまた捕まることになるのだから。
きっと赤司くんはそれを見通したんでしょう。
A「全く、末恐ろしい」
ぼそっとつぶやき、教室から聞こえる私の名前を無視して、赤司くんの後を付いて行った。
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あおインコ(プロフ) - 蒼空さん» 初めまして、コメントありがとうございます。作者の話は個人的に入れていたので受け流してもらえれば（笑）混乱されないように気をつけます。ありがとうございます！ (2018年9月14日 19時) (
レス) id: 2fa5f88898 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 初めまして。話の内容凄く良かったです。でも、話の途中で作者の話入れられると、私馬鹿なので混乱して分からなくなるので、御願い致します(←何がだ) 有り難うございました (2017年5月13日 23時) (レス) id: e95dc619dd (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - りんさん» 了解！じゃあ敬語はなしで(笑)アニ絵でも全然大丈夫だよ。むしろイラストもらえるのが嬉しい(*´ω`*) (2016年7月19日 23時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
りん - りんはまだ小さめだから敬語とかは (2016年7月19日 23時) (レス) id: 9fe422214b (このIDを非表示/違反報告)
りん - いやあの「様」は…りんは絵下手くそだしかもしれない。アニ絵しか無理です。すみません (2016年7月19日 23時) (レス) id: 9fe422214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年5月7日 17時
