９６話 ページ34
辞める…
そういうのがどれほど辛いか
黄海「っ！なんで…！」
もちろん、こいつが反論すんのはわかってた
だから
お前が私に言ってくれたみたいに、私も
本心を言ってやるよ
A「確かに…バスケは好きだけど、でもそれより」
声がだんだん震えてくる
A「…今の、青城のみんなと、全国行きたい」
そういった時、今まで溜め込んでいたすべてが解き放たれた気がした。
それと同時に、また涙が溢れ出す。
情けねぇな…全く
A「…バスケと同じか、それ以上に、…好きだから」
本心いうのは、あまり得意じゃない
自分で言って少し照れくさい
でも、言う
伝える
黄海「……わかりました」
黄海「なら…」
言葉の次を待った。
心が震えた。
すると凛は、俯いていた顔を上げ、いつもよりも明るい笑顔でいった。
黄海「しょうがないです！Aちゃんの本心聞けたんで、まあ許します！」
正直驚いた。
でも、驚いたって感情より、嬉しいって感情の方が多いかな
A「なんで上から目線なんだよ」
思わず笑ってしまう
黄海「なっ、何笑ってんですか！っていうか！そもそも私上から目線ですしっ！」
A「あ、お前それ言ったからな？いいな？後でしばく」
黄海「いいですよ！やれるもんならやってみてくださいよー！」
A「んだと…！？」
黄海「ぎゃぁぁ！ダメ！グーだめ！グーはダメです！」
ゴツッ
黄海「いたぁぁぁ！！！」
A「お前が悪い」
黄海「うー、…もう！教室戻って黒板消しつけますよ！？あ、なら準備しなきゃ！」
A「それ言ったらダメだろ」
黄海「じゃ！私教室戻ってるんで！早く来てくださいね！」
A「おーう」
黄海「あ、それと、入る時は前のドアから！」
A「…おう」
普通言わないよな
A「さて戻るか…」
晴れ晴れした気分で、体育館に戻ろうとした
その時…
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あおインコ(プロフ) - 嬶さん» ありがとうございます！この作品最後の更新が随分と前なので、コメントが頂けてすごく嬉しいです(^^) (2019年2月15日 21時) (
レス) id: 566ade62bb (このIDを非表示/違反報告)
嬶 - おもしろいし、国見ちゃんが好きです。 (2019年2月8日 11時) (レス) id: 99593e4c9e (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 飯を求めて三千里さん» あ、ありがとうございます…。そんな、笑わせるななんて、私には無理かも←これからもよろしくです！ (2015年12月29日 9時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
飯を求めて三千里 - 何これめっちゃおもしろいのだよ笑わせるな (2015年12月29日 8時) (レス) id: 4ecd63fe5b (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - フクネコさん» ありがとうございます！！すごい嬉しいです…。あ、涙が…いや塩が。 (2015年11月21日 20時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年4月20日 23時
