７４話 ページ4
昼休み…
A「はぁぁぁぁぁぁぁ…」
国見「Aうるさい」
A「だって疲れたんだもーん」
国見「だもーん、って…」
二人が居るのは教室。黄海と金田一は、委員会の仕事に行ってしまった。
A「…あのさ、国見」
いつにもなく真剣な表情で国見を見上げる。
国見「…何？」
A「…“コイ”、ってなんだ？」
国見「は？」
A「いや、は？じゃなくて、コイってなんだ？」
国見「…なんで俺に聞くの」
A「なんとなく？」
「なんとなくって…」と溜息をつきながら言うと、うーん…と考えながら口を開いた。
国見「…俺も正直わかんない」
A「だよなぁ…」
黄海「Aちゃん恋したんですかっ！！」
A「は！？凛お前いつから！？」
黄海「今です！」
ビシッと敬礼しながら答える黄海。その後ろには、肩で息をする金田一がいた。
金田一「黄海…急に走んないでよ、びっくりしたじゃん…」
黄海「ごめんなさいです！で、そ・れ・よ・り・もっ！」
ガシッとAの両肩を掴む。
A「んだよ…」
黄海「恋、したんですか…Aちゃん」
A「知らねぇよ、そんなんわかるかよボケ！もうこの話やめ！やめな！」
黄海「え〜、Aちゃんの恋バナ聞きたいですー」
A「べ、別にだから！恋とかしてねぇって！！」
黄海「うーん…じゃあ！好きなタイプ！好きなタイプ、どんなですか？」
キラキラ目輝かせんなよ…
A「知るかよ…」
黄海「あ！じゃあ国見さんは？」
…っ！
あれ…なんか今
心臓が…胸が…
国見「うーん…」
言わないで…
国見「黒髪のショートで」
なんで言ってほしくないんだろ
国見「…背が高くて」
私じゃないってわかってるのに
国見「頭良くて」
ほら、もう違うじゃん
国見「ちょっとぼけてる子？」
金田一「…なんか凄いみじかな人にいる気がする…」
なんだよ…それってさ
凛のことじゃん
凛のこと
好きなのかよ
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あおインコ(プロフ) - 嬶さん» ありがとうございます！この作品最後の更新が随分と前なので、コメントが頂けてすごく嬉しいです(^^) (2019年2月15日 21時) (
レス) id: 566ade62bb (このIDを非表示/違反報告)
嬶 - おもしろいし、国見ちゃんが好きです。 (2019年2月8日 11時) (レス) id: 99593e4c9e (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 飯を求めて三千里さん» あ、ありがとうございます…。そんな、笑わせるななんて、私には無理かも←これからもよろしくです！ (2015年12月29日 9時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
飯を求めて三千里 - 何これめっちゃおもしろいのだよ笑わせるな (2015年12月29日 8時) (レス) id: 4ecd63fe5b (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - フクネコさん» ありがとうございます！！すごい嬉しいです…。あ、涙が…いや塩が。 (2015年11月21日 20時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年4月20日 23時
