７２話 ページ2
A「…凛…くる、しい…退い、て」
黄海「嫌です！退きたくないです！」
A「死ぬ…ギブ……」
黄海「死！？それはダメですっ！！！」
死ぬと聞いてパッと瞬間的に手を離す。
A「あー、マジで死ぬかと思った…」
黄海「ご、ごめんなさい…」
すっかりショボーン状態になった黄海。それをどこか安心したような顔で見つめるA。
まさに親友とはこの二人のことなのかもしれない。
国見「……何が、どうなって…え？」
金田一「Aが女子を成敗して、とんでも発言して、黄海が泣いて、抱きついて……え、何が…」
国見「…っていうか机…」
ガラガラッ
蘇芳「なんかさっきから騒がs…おおぉぉぉぉ！？」
ドアを開けるや否や奇声を発する担任、蘇芳。又の名を変人。
A「せんせーうるさい」
蘇芳「え、いや、は！？なんで机がこんなとこに倒れてんだ！？落書きされてるし！というかなんで黄海そんな格好してるんだ！？ずぶ濡れだし！今日晴天だぞ！？というよりもなんでお前ら抱き合ってんだ！？まさかそういう…「あーもー、うっせぇ！！」」
質問攻め(？)の蘇芳に、金田一がこれまでの経緯を全て話すと、「あぁ…そうか」と少し悲しそうに頷いた。
蘇芳「うちのクラスでいじ .めが起きるなんてな…先生悲しいぜ」
A「…今のちょっと引くっす」
蘇芳「でも悲しいんですよ！？本当にっ！！」
少しふざけて言った後、「まあでもよぉ…」と頭の後ろをぽりぽり掻きながら。
蘇芳「こんだけやって、そんでもって暴力とかなんとかいったら、やばいんでねぇのか？黄瀬よ」
A「やばい？」
蘇芳「そりゃあやばいだろ、学校外ならともかく学校内だと100パーセントでバレる。そしたら…」
A「そ、そしたら…？」
蘇芳「お前、停学とか部活禁止とかになるぞ？」
A「はぁぁぁぁぁぁ！？」
黄海「うっ…近くで大声出さないで下さいよ、鼓膜が…」
蘇芳「あ、黄海。お前そんな格好じゃあれだよな…うーん、どーするか…「それよりも！！」？ん？」
A「ぶ、部活禁止ってなんなんすか！？」
蘇芳「？部活禁止っつったら部活禁止だろ」
平然と返す蘇芳に、Aは言葉を失くした。
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あおインコ(プロフ) - 嬶さん» ありがとうございます！この作品最後の更新が随分と前なので、コメントが頂けてすごく嬉しいです(^^) (2019年2月15日 21時) (
レス) id: 566ade62bb (このIDを非表示/違反報告)
嬶 - おもしろいし、国見ちゃんが好きです。 (2019年2月8日 11時) (レス) id: 99593e4c9e (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 飯を求めて三千里さん» あ、ありがとうございます…。そんな、笑わせるななんて、私には無理かも←これからもよろしくです！ (2015年12月29日 9時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
飯を求めて三千里 - 何これめっちゃおもしろいのだよ笑わせるな (2015年12月29日 8時) (レス) id: 4ecd63fe5b (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - フクネコさん» ありがとうございます！！すごい嬉しいです…。あ、涙が…いや塩が。 (2015年11月21日 20時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年4月20日 23時
