唐突に過去編五 ページ6
はっと顔を上げた少女に向かって口を開く。
冨「………お前の部屋はこの隣だ、俺の部屋はあっちだから毎朝七時に起こしに来てくれ。朝食があると尚嬉しい」
みるみる頬に赤みが差して、目に光が宿る。
『はい!わかりました!有難うございます!………あ、一つお尋ねしても宜しいでしょうか』
冨「………なんだ?」
『お名前…お伺いしてもよろしいですか?』
冨「……冨岡義勇、だ」
『冨岡、義勇様』
冨「義勇で構わない」
『いやまさかっ、そんなふうにお呼びするわけには!』
冨「…堅苦しいのは好きじゃない」
『義勇……さん、でよろしいでしょうか』
冨「……いいだろう」
何となく気恥ずかしくて黙ってしまう。
『お、おかわり………いかがですか?沢山作りましたので』
冨「っあぁ………頼む」
器を持ってパタパタ走っていく少女を見てフッと笑みが浮かぶ。
今までの日常が少し変わった、夜の事だった。
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思ってたより過去編が長くなりました………!
サラッと流し読みしてくださって構わないんですけど………。
義勇さんsideめちゃくちゃ難しかったです……。
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よいではないか - 前の鬼殺隊辞めますから冨岡邸のお食事当番。を読みにきたんですけど、どちらも面白いです!更新待っているので頑張ってください!応援してます! (2020年5月11日 21時) (レス) id: d6ad897d41 (このIDを非表示/違反報告)
巴瑠(プロフ) - とっても嬉しいです!( °∀°) 更新頑張ります! (2020年3月7日 21時) (レス) id: 994dc63898 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - 巴瑠さんの小説大好きです!前の鬼殺隊、辞めます。も全て見ました!これからも更新頑張ってください♪( ´▽`) (2020年3月6日 23時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巴瑠 | 作成日時:2020年3月6日 10時