十二話的な何か ページ14
そうして二日が経った。
私は改めて産屋敷邸に出向いた。
私が到着する頃にはもう皆揃っていて、
私を見て駆け寄ってきた無一郎と甘露寺さん、
煉獄さんを除く柱の人達は私に冷たい目を向ける。
何かをコソコソと話す五人から目を逸らし、他の三人に挨拶をした。
「「御館様の御成です」」
その声にサッと庭に膝をつく。
館「さて、皆集まってくれてありがとう。
早速だけど本題だ。二日前の柱合会議で出たAの引退についてだけど…………」
御館様はそこで一度言葉を切り、息を紡いだ。
館「もう一人、話をするのに必要な人がいるから来てもらった。出ておいで」
無意識に手が震えた。
落ち着いて、御館様の作戦通りにするんだ。
大丈夫、みんながいる。
顔を上げた。
そこには案の定…………
桃「甲の三河桃実ですっ!柱の皆さん、よろしくお願いしますっ!」
気持ちの悪い間延び声と共に、今まで散々私を虐めたそいつが立っていた。
自己紹介をやたら楽しげにして、ぴょこんと不格好なお辞儀をする。
不「御館様ァ、此奴って確か……」
胡「………誰かさんに、姉を殺されたと噂の………」
言いながら横目でちらりと私を睨む蟲柱の胡蝶さん。
桃「そうなんですぅ………姉も私も気に入らないってぇ…………柱の方には私も文句が言えないのでぇ…………」
伊「…………人とは思えないな」
宇「てめぇみたいなのがいるから鬼殺隊の品が下がるんだろうが…………」
…………いややってないですし。
わざとらしい嘘泣きに何故気がつかないのかこの人たちは。
きっと三河桃実の頭の中では、私が罵詈雑言を吐かれて柱を辞めさせられ自分が新しく柱に就く未来でも組み上がっているのだろう。
そうは人生うまくいくものか。
一度吹っ切れた私は、思っていたよりずっと堂々としていられた。
_____________________
思ってたより長かった………‼
おはようございます
学校行ってきます!
帰ってきたらまた夜更新します
コメント沢山ありがとうございます!
時間かかるかも知れませんが全部読んでますし返させてもらいます!
それでは!
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アマリス(プロフ) - ハッピーエンド断固反対!!敵はもっと苦しむべきである!!なぜなら、傷付いた夢主が報われないからです!! (2022年5月18日 13時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)
二葉 - 面白い…。無一郎推しなので有難いです!悪女をやっつける所がとてもスッキリする…w (2020年11月16日 15時) (レス) id: bfc421244a (このIDを非表示/違反報告)
巴瑠(プロフ) - くるみっこさん» 私も無一郎くん大好k(( コメントありがとうございます! (2020年5月2日 9時) (レス) id: 994dc63898 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - 私無一郎くん大好k ((殴(^。^) (2020年5月1日 11時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
巴瑠(プロフ) - 中園凉子さん» そうなんです………柱の人数の都合で………すみません! (2020年3月6日 10時) (レス) id: 994dc63898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巴瑠 | 作成日時:2020年1月2日 21時