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『呼びました?』
北 「呼びました」
人見知りの挨拶はこんなもん。
柚はいつも、慎太郎への気持ち尊重しなっていう。
けど松村くんは、新しい恋もいいよ
って、慎太郎へのこと知ってて言ってくる。
『私、田中くんのことよく知らないし』
北 「それは分かってる。けどちょっとずつ知ればいいじゃん」
『それに、松村くん使ってくっつけようとするの、よく思わない。』
北 「慎太郎のこと好きなの知ってるからだよ」
柚 「ま、自分のこと知って欲しいなら、自分からくるべきだよね〜」
毎朝同じ会話。
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あーだこーだ繰り返して、
チャイムと同時に走ってくる朝練組と
いつも遅刻ギリギリの田中くん。
樹 「Aちゃん、おはよ」
『あ、おはよう』
松村くんと合流して2人で教室に向かう。
柚 「みた?あの嬉しそうな顔。
私に挨拶なんてしないのに」
『急いでたからでしょ、笑』
私たちも教室に戻る。
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今までなら、廊下で柚と話して
朝練終わりの慎太郎を待ってたのに。
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作者名:でんでん。 | 作成日時:2021年1月31日 22時