Diary30 ページ32
三木「諏訪部君が理由もなく人を嫌うわけないって思って一応否定はしたけどさ……
嫌いになったわけじゃないんでしょ？」
諏「……………。
俺、Aちゃんの事抱き締めちゃったんですよね」
三木「おお、やるねー」
諏「………。」
三木「ごめんごめんw」
諏「ﾊｧ…我慢出来なくて…絶対Aちゃん嫌な思いしただろうから忘れてくれって伝えたんです、それからちょっと会いづらくて…それで自分でも無意識に…」
三木「ちょっと待て、忘れろって言ったの！？」
諏「はい、その方が彼女の為にも俺の為にもいいと思ったんで」
三木「はぁ〜……で、気持ちは伝えたの？」
諏「伝えれる訳ないですよ、四十過ぎたおっさんが二十代の子を好きだなんて、気持ち悪がられるだけなんで」
三木「それで一方的に忘れろと伝えて彼女の気持ちは聞かずに勝手に避けてたと…そりゃ嫌われたと思うだろう…」ﾊｧ…
諏「…側にいてこれ以上傷付けたくなかったんですよ」
三木「彼女が傷ついたって言ったの？」
諏「………。」
三木「…諏訪部君はこのままでいいの？」
諏「俺は…彼女さえ幸せになってくれればそれでいいんです…」
三木「幸せ、ねぇ…」
三木さんはビールを飲むとグラスを置き俺の方を見た
三木「彼女がその幸せを望んでないとしても？」
諏「それは………」
三木「…真面目すぎるんだよ、諏訪部君は」
諏「俺ってそんなに真面目ですかね…」
三木「うん、真面目でなんでも難しく考えすぎ、もう少し頭柔らかくして物事をみてみるといいよ、また違った見え方になるかもよ」
諏「…三木さんなら、どうしますか？」
そう聞くと三木さんはうーんと考える素振りを見せ、ハッキリと言った
三木「俺なら絶対自分から離したりはしないね、相手の子が拒んだら話は別だけど。
今の諏訪部君達の状況を見る限り別に雛森さんは拒んでないみたいだし」
諏「でも、それは俺が先輩だからで…だから拒めなかったって可能性も…」
三木「そういう所だって、考えが硬いの」
そう言われると何も言えなくなってしまう…
三木「確かに諏訪部君の言うことも一理あるけど…ただの先輩って思ってるだけなら夜に二人きりになるシチュエーションはいくらでも避けれたと思うんだ、それに…」
諏「それに…？」
三木「1年以上も前の話ならまだデビューしてないでしょ、彼女」
諏「っ！！」
三木さんはそう言うとフゥ、とため息を着く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
声優って良いよね。 - 有り難う御座います！ではこれからも立ち寄らせて頂きます！本当に有り難う御座います！それでは！！また！！ (2021年3月15日 17時) (
レス) id: 9a1f7d505f (このIDを非表示/違反報告)
華蝶-Rantyou-(プロフ) - 声優って良いよね。さん» そんな！うちなんて全然文才ないです！でも嬉しいです、ありがとうございます(*^^*)ぜひいつでもコメント欄に来てください！いつでもお待ちしております((●ﾟνﾟ) (2021年3月14日 23時) (レス) id: 0c2f4f76e8 (このIDを非表示/違反報告)
声優って良いよね。 - （続）もしもお邪魔じゃなければこれからもコメント欄などに来ても宜しいですか？厚かましいし、長文で本当に申し訳御座いませんでした！失礼しました！ (2021年3月14日 17時) (レス) id: 9a1f7d505f (このIDを非表示/違反報告)
声優って良いよね。 - わぁ！返信ありがとうございます！もちろんこれからも楽しみながら拝見させて頂きます！文才とか、ありまくりで、いいなぁ。分けて下さいって思っちゃいます！このようなお方が身内とかお友達にいたらなぁなんても考えちゃいます。すいません私なんかの話をしてしまい (2021年3月14日 17時) (レス) id: 9a1f7d505f (このIDを非表示/違反報告)
華蝶-Rantyou-(プロフ) - 声優って良いよね。さん» コメントありがとうございます！三木さんは2人のキューピットでした！wこれからの展開もお楽しみに！いつも読んでいただいてありがとうございます(*^^*) (2021年3月14日 12時) (レス) id: 0c2f4f76e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華蝶-Rantyou- | 作成日時：2021年2月24日 19時
