Bitter Sweet Love~苦くて甘い恋の味~

Diary22 ページ24

静かになった病室で寺島さんが私を呼んだ

『はい…』

寺島「辛いなら辛いって言っていいんだよ、全部独りで抱え込む必要なんてないからね…」

何もかも見透かされてるような、そんな目で私を見る寺島さん

胸の奥から何かが込み上げてきて自分でも止められなかった
気づいたら寺島さんに全てをぶつけていた

『っ……私……諏訪部さ…にっ…嫌われちゃっ…じぶん、でも…なんでか…わかんな、くてっ…でも、怖くて…聞けなくてっ…』

あの日、カフェで話さなければ
あの日、講習に出ていなければ
あの日、誘いに乗らなければ

ただのファンでいたら、こんなふうにはなっていなかった？

後から後から出てくる言葉
自分でも制御が出来なくて、何が何だかわからなくなる

泣きじゃくる私の言葉を黙って聞いてくれる寺島さん

『も、どうして、いいか…わかんなっ…よぉ…』

小さい子供のように泣く私を抱きしめ、寺島さんは背中をはずっと摩ってくれていた


寺島side

泣き疲れて眠ってしまったAちゃんをそっとベッドへと寝かせる

頬についた涙の痕をそっと指で撫で布団をかけた

内田「Aちゃん、落ち着きました？」

ハッとして声のする方向を見ると花瓶を持って内田さんが立っていた

寺島「うん、あんなに抱え込んでたなんて…」

内田「おかしいと思ったんですよね、下野さんから聞いた話じゃお互いがお互いの事好き合ってるみたいな雰囲気って言ってたのに、いざ諏訪部さんが来たらAちゃん私の後ろに隠れるし、あの日から何故か諏訪部さんはよそよそしいし」

寺島「やっぱり、2人になんかあったんだよね…でもどうしてAちゃんは諏訪部さんに嫌われちゃったなんて言ってたんだろ…」

内田「心配だけど無理に聞き出す訳にはいかないし自分から話してくれるの待つしかないですね」

寺島「そうだね…」

諏訪部さん、2人に何があったかは知らないけどこれ以上Aちゃんを傷付けるなら、俺だって黙ってられない

Aちゃん泣かせたらダメだよ、諏訪部さん…

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あーめっちゃシリアスになっちゃいました汗
しかも全然諏訪部さんと夢主さん絡んでないって言う…

ビターなんですよ、もう少しだけ、もう少しだけ、ビターなんです！

ちゃんとスイートになるように考えてるので、もう少しだけビターをお召し上がりください汗
それと万が一寺島さんのファンの方居たらごめんなさい焦

それでは引き続きBitterSweetLove〜をお楽しみください！

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