おしゃれ ページ22
「今日は君の服を買いに行こう」
私の提案により今日は一日Aちゃんの日用品集めをすることに決まった
と、言っても。
「本当にこれで良かったのかい？」
『寧ろ充分』
昼食にと立ち寄った飲食店で注文したグラタンをパクパクと口に放り込むAちゃんはただ一言返しまた食べることに専念し始めた
初めて食べるものだから嬉しいんだろう
表情筋がまったく動かない代わりなのか周りに花が咲いてるように見えた
その姿に自然と頬が緩むものの隣に置かれた袋を見て頭を抱えたくなる
朝食を食べた後服を買いに行ったが少女が選んだのはレースも何もついていない膝丈までの真っ白なワンピース
そんなもので良いのか、ともう一着選ばせて見たが最初に選んだ無地のワンピースの腰元に白のリボンがついたくらいで全く変わらなかった
いや白いワンピースも可愛いが、女の子というのはもっとオシャレをしたがるものじゃなかっただろうか
ヒールのある靴を履きたいとか、肩にかけるようなカッコイイジャケットが欲しいとか。
一応そんなものは要らないのかと訊いたものの
『裸足の方が動きやすい。ひーるってのは邪魔になりそう』
『私は人よりも寒さというものを感じないから必要性はない』
『おしゃれ？それは何？』
撃沈した←
物欲がないというよりも少女の感覚は野生に生きる動物達とあまり変わらないのだろう。
『俊典』
「もう食べ終わったんだね」
支払いを終わらせ、さてどうしたものかともう一度デパートに立ち寄る。
このままでは服以外の物までお粗末になりそうだ
「あらこんな所に居るなんて珍しいですね」
落ちついた聞き覚えのある高い声が響いた。
後ろを振り向けばミッドナイトくん……睡くんが少々目を見開いて此方を見ていた
私服、と言うことは休暇だろうか。
『ミッドナイト……。』
小さく彼女のヒーロー名を呟いた少女は掴んでいた私の袖に力を込めた
職業柄と言うべきか少女は生まれてからずっとヒーローと戦っていたのだ、無意識にも身構えてしまうのだろう。
「その子は…？…まさか隠し子ですか！？」
じっとAちゃんを見つめた睡君は次は私に詰め寄り何かを期待しているのかキラキラと目を輝かせていた
「いやいや、この子は＿」
゛違うよ゛そう出かけた言葉を慌てて飲み込んだ。
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人間失格な人間？２←(プロフ) - メグミさん» コメントありがとう御座います！轟くんの出番まで少々掛かりますがそれまでお待ち頂けると嬉しいです(´▽`)。更新頑張ります！笑 (2018年10月6日 7時) (
レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - すごく面白いです！轟くんの出番待ってます！笑笑更新頑張ってください！ (2018年9月30日 17時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
人間失格な人間？２←(プロフ) - こたぬき@ショタコンさん» コメントありがとうございます。キーワードから結構なネタバレとなっていますが読者様に喜んでもらえるような小説を書けるよう頑張ります。応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年9月16日 20時) (レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
こたぬき@ショタコン - 轟くん落ちなんですか？！キーワードに書いてあったんで驚きましたw。 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 223f7ad38f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間失格な人間？ | 作成日時：2017年8月2日 16時
