変人 ページ13
数日後
何もする事がなく雪の積もった公園のベンチに座っていた。
此処に座り周りや頭上の枯れ木をみつめるのも日常になってきた
可笑しな日常だが私は気にいっている。
それに此処は幸せで溢れてる
小さい子供達がきゃっきゃっとはしゃぎ、それを暖かい目で見つめる親
手を繋いで歩く仲の良い恋人
皆笑顔で溢れてる
笑っている事が楽しいのなら
自分も笑顔の練習をした方が良いだろうか？
『…』
冷たい手で口の端を抑え上にあげた
こうすれば笑顔に
「キャーー！！お母さーーん！」
ならなかったみたいだな…
不思議そうにみていた小さな女の子は私の笑う顔が酷すぎたのか
悲鳴をあげ泣き叫びながら親のもとへ走って行った
「ブッサイク」
『？』
小さく私を貶す声が左側から聞こえた。
そちらを向けば似たような黒いパーカーを着た男が少し離れた場所に座って横目で私を見ていた
そんなに変な顔だったのか
『貴方は笑えるの？』
「話しかけるな」
『最初に私に声を掛けたのは貴方だ』
「うざ」
まともに会話ができないな
だが案外私は頑固だ
それに知らない事があるのなら知りたい
『応えてはくれないのか？』
「…」
『無視をするなら私は貴方に訊き続ける』
「ﾁｯ」
少々うざったすぎただろうか。
小首を傾げ男を見ていたら白い手がゆっくりと私の顔に向かって伸びてきた
『？！』ｿﾞｸｯ
「！」
”殺される”そう何故か感じた
だから”止めた”
「お前の個性か」
彼はうざったそうに自分の腕に巻きついたツルを睨んだ
離したほうが良いかな
「離せ」
言われる通りすぐツルは消した
「なんで分かった｣
『感』
「…はぁ？」
眉間にシワをよせて如何にも不機嫌そうに彼は私を見る
そんな顔をされても本当に感だから何も言えない
「はあーー…変な奴」
『それは貴方も』
初対面で悪口を言ってくる人なんてそうそういn…たね。…←
この前の少年も口悪かたや←
「お前普通じゃないな。」
『知ってる』(即答)
「…名前はなんていう」
命令形なんだな。
『ない』
「はぁ？嘘つくなよ」
そんな事を言われても
私はあの人達と縁を切った
私がバケモノだと言う事は変わらなくとも
『嘘じゃない。前は
「ふーん。あっそ」
説明をしたのに適当に返された
酷いな。
『貴方は？貴方の名前はなんて言うの？』
「……死柄木弔」
去り際に小さく呟いて公園を出て行った。
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人間失格な人間？２←(プロフ) - メグミさん» コメントありがとう御座います！轟くんの出番まで少々掛かりますがそれまでお待ち頂けると嬉しいです(´▽`)。更新頑張ります！笑 (2018年10月6日 7時) (
レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - すごく面白いです！轟くんの出番待ってます！笑笑更新頑張ってください！ (2018年9月30日 17時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
人間失格な人間？２←(プロフ) - こたぬき@ショタコンさん» コメントありがとうございます。キーワードから結構なネタバレとなっていますが読者様に喜んでもらえるような小説を書けるよう頑張ります。応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年9月16日 20時) (レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
こたぬき@ショタコン - 轟くん落ちなんですか？！キーワードに書いてあったんで驚きましたw。 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 223f7ad38f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間失格な人間？ | 作成日時：2017年8月2日 16時
