１つの愛 : 志麻●２ ページ6
俺が名前を叫ぶと
ビクッと震えるAの肩。
「良かった、無事で。
なんで連絡してくれんかったん？」
彼女にゆっくり近付いて
隣に座ると
カタカタと彼女の身体が震え出す。
「どうした？寒い？」
『誰…ですか…？』
震えた彼女の声。
誰って…
「志麻…だけど？」
『…！』
ゆっくりと
彼女が振り向く。
彼女の顔は恐怖に歪んでいて
目にはたくさんの涙を溜めて
怯える瞳を揺らしながら
俺を見つめていた。
なんでそんなに怯えてんの…？
「A？どうした？
怖いことでもあったん？」
『ひっ…！』
彼女の肩に手を回すと
震えた声を出して
身体を更に震わせる。
なんだよ、なんでそんなに…
『……れて………』
「え…？」
振り絞った彼女の声は
俺に耳に届かなくて
もう一度聞き返すと
次ははっきりと聞こえた。
『離れて…っ！離れ…て……下さ…い！』
彼女のか細い、拒絶する声が。
「は…？
なんで、どうしたんよ」
『いや、やめて、やめて！』
俺がまた近付くと
グイグイと俺の肩を押すA。
なんで、俺がなにしたんだよ
「っ…なあ！
何があったか知らんけど、
俺に悪いところがあるんやったら
なおすから！
そんなこと…言わんといてや」
情けなく、泣きそうな声で呟くと
ピタッとAの動きが止まる。
そして、嗚咽を漏らして泣き始めた。
「なぁ…A？
何があったか…教えて？」
『っ…ストーカーにっ…会って…』
「ストーカー？」
そんな事が…
そりゃ怖いよな…
『連絡先っ…教えてないのに…っ！
連絡、してきたり…して……』
「うん」
『私の家の前…っ
うろついてたりして…！』
「…うん」
『怖い…怖いよ…っ
もうやめて欲しい…』
大量の涙を流すAに
すごく胸が痛くなった。
同時に怒りが湧いてくる。
こんなに怖がらせて、最低だ。
「なあ、A…
そいつ誰なん？」
俺が低い声で聞くと
驚いたような顔をして
パクパクと口を動かす。
俺が分からないというような
顔をすると
Aは更に驚いた顔をする。
『志…麻……さんって…人だけど…』
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日菜多(プロフ) - まふまふさんの身長のお話、178−148＝30ですよ((ｺｿｯ (2020年2月25日 23時) (
レス) id: 679cbd91ae (このIDを非表示/違反報告)
らお。(プロフ) - リクエストさせて頂きたいです。Souさんの、ヤンデレ、激甘、Rスレスレで、読ませて頂きたいです (2018年8月17日 10時) (レス) id: 61cd4351e7 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - リクエスト失礼します。Souくんの話を読ませて頂きたいです！ (2018年8月16日 11時) (レス) id: 61cd4351e7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 失礼します！凄く面白くて夢中になって読んでましたwあ、進撃の小人と巨人のまふくんのセリフの身長間違ってました！お節介かもしれませんが… (2017年12月6日 22時) (レス) id: 9e164e5257 (このIDを非表示/違反報告)
む犬 - ありがとうございます！またリクエストします！ (2017年10月9日 13時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サテラ | 作成日時：2017年8月27日 3時
