誰よりも近くに : 天月★※〔みるくてぃーさんリク〕 ページ50
天月くんの歌は不思議だ。
なんというか
彼の歌う曲は、全部感情が籠っていて…
全ての言葉に意味があって
言葉が生きているように感じる。
私には到底真似出来ない
『僕と君とを繋げる糸……』
か細くても途切れる事はないから…か
画面の中で歌う君は
こんなにキラキラ輝いていて
皆の心を優しく包み込んで
色々な人に、元気を与える。
「あ、それ聞いてくれてるの？」
『うん、これ好き』
嬉しそうに私の横に座って
ニコッと太陽のように微笑む彼。
こんな近くにいるのに
こんなにも遠いんだ。
『どんな明日が君を待ってるんだろう…』
「…Aってさ、歌上手いよね」
すると彼に
いきなりそんな事を言われて
私は目を丸くして驚いた。
何を言ってるんだこの人。
思わずふはっ、と吹き出す。
「な、なんで笑うの！」
『いや、なんか
本当に歌上手い人に言われると
すごい腹立つなって』
「え！？」
『あははっ』
なんかひどいなぁ…
なんて言いながら
天月くんもまた、笑顔になった。
「でも俺は好きだよ
Aの歌。」
『…時々音程外れちゃうし
天月くんみたいに歌えないの。
特にあの…綻んだ心臓…の所』
「あぁ、あれはね
上手く裏声を使って…」
私が試しにあー、と声を出してみると
天月くんが
色々なアドバイスをくれる
ここは高音より、裏声を出す方が良い
ここは声量をあげて…とか。
やっぱり天月のアドバイスは
的確で分かりやすい
すごいなぁ、天月くんは。
天月くんは皆に好かれてて
いつも輪の中心にいて
皆を笑わせて。
『やっぱり
天月くんは遠いんだなぁ…』
「…え？」
私が溢した言葉に
天月くんが眉を潜める
「どういう事？
俺ここにいるよ？」
『うん…だけどね
やっぱり天月くんは遠いんだ。』
少し笑いながら
なんか不機嫌な天月くんを宥めるも
天月くんの機嫌は悪くなるばかり。
「…そんなに遠くに感じるなら
もっと近くに来てあげる」
『んっ…』
チュッ、と音を立てて唇を吸われる。
少し熱の高い唇が
すごく心地良い。
「もっともっと近付くから」
「Aの一番奥まで。」
その日、天月くんは
一晩中優しく
私の奥に寄り添って
一番近くに来てくれた。
END
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日菜多(プロフ) - まふまふさんの身長のお話、178−148＝30ですよ((ｺｿｯ (2020年2月25日 23時) (
レス) id: 679cbd91ae (このIDを非表示/違反報告)
らお。(プロフ) - リクエストさせて頂きたいです。Souさんの、ヤンデレ、激甘、Rスレスレで、読ませて頂きたいです (2018年8月17日 10時) (レス) id: 61cd4351e7 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - リクエスト失礼します。Souくんの話を読ませて頂きたいです！ (2018年8月16日 11時) (レス) id: 61cd4351e7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 失礼します！凄く面白くて夢中になって読んでましたwあ、進撃の小人と巨人のまふくんのセリフの身長間違ってました！お節介かもしれませんが… (2017年12月6日 22時) (レス) id: 9e164e5257 (このIDを非表示/違反報告)
む犬 - ありがとうございます！またリクエストします！ (2017年10月9日 13時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サテラ | 作成日時：2017年8月27日 3時
