危ない蜜２【歌い手短編小説】

女性恐怖症 : 伊東歌詞太郎３★※ ページ16

『っん……』




「ん……」






女の人が苦手だと言う割には

歌詞さんはとてもキスが上手くて。




頭の中がとろけるような、甘くて…





思考を全て絡めとっていくような
歌詞さんの舌使いに



頭が真っ白になった。





『はぁ…っはぁ』









やっと終わった熱いキスに

歌詞さんを見ると




もう私は既に体力が限界なのに対して


歌詞さんは息切れ一つしていない。







「ふふっ、Aすっごい色っぽい顔してる」






『う、うるさいですよ…』








私の頬を撫で、優しい顔で微笑む。




私は撫でられた頬が
じわっと熱くなるのを感じて


手で顔を隠すと





「なんで隠すの」




って笑われて、

両手を片手で上に纏められた。







余裕たっぷりな彼に

少し悔しくなった。









「ねぇ、A
恐怖症治すの、手伝ってくれるんでしょ？」






『…？まぁ…うん』






「そっか、じゃあお言葉に甘えて」






『っ……！？』









歌詞さんは


私を押し倒すと






ゆっくりと服をたくしあげ、

上半身をまさぐり始める。






『っ……ぁ…』





「うん、これだったら克服出来そう」





『んゃ…っ！』








片方の手を外したかと思うと

下半身に手を伸ばし、私の
ショーツも脱がせた。







「克服出来るまで…
今日はとことん付き合ってね、A？」









こうして“治療”と言う



甘い甘い診察時間が始まった。









END

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