Day.33 ページ35
「冬海先生がいなくなってせいせいしたっすね！」
「中ボス倒して1面クリアってかんじかな！」
「バレた時の冬海の顔ったらなかったよな〜」
みんな少し心が軽くなったのか、冬海先生のことをネタに笑っている。私とメガネ先輩は規約書を改めて読み返していた。夏未先輩は得意げな顔をしている
「ひとついいですか？このフットボールフロンティア規約書によると、監督不在のチームは出場を認めないとあります」
『あの、今は監督いない状況ですよね…』
「「えーっ！」」
「お前、知ってたのかよ」
「し、知ってたわよ！だから貴方達はすぐに監督を探しなさい…これは、理事長の言葉と思ってもらっても結構です」
夏未先輩の見落としにより、出場停止の危機に瀕してしまった…このままでは冬海先生の思惑通り。監督は今からでも見つかるのだろうか。ちょっと…不可能なのでは…
「こうなったら！みんなで新監督を探すんだ！」
真剣に円堂先輩が言う。染岡先輩が喧嘩腰で夏未先輩に話しかけていた
「冬海先生を顧問にしたままでみんな試合なんてできて？」
「とはいえ、些か短絡的でしたね…せめて、代わりの監督をたててから追放しても良かったんじゃないでしょうか…」
メガネ先輩と夏未先輩の間に雷が落ちているようだ。そういえばそうだったと言わんばかりに冷や汗を浮かべている
「わーわー言っても時間のムダだ！！みんな、手分けして新監督を探すんだ！」
帝国と戦える人ではないと行けないというこの状況。代理の先生をたてたとしても、とても勝てるような気はしない。
そういえば、雷雷軒の店主は円堂先輩のおじい様のことを知っていた。あの人はサッカー出来るのだろうか。そんな疑問を代弁するかのように、兄さんが口を開いた
「円堂、雷雷軒のおやじはお前のお爺さんを知っていた。ということは…」
「そうか！」
「「監督になってください！お願いします！」」
みんながカウンターに並んで店主に監督になってくれと口を揃えて言う。土門先輩の一言に頬を動かしたり、イナズマイレブンは災いを起こすと普通の人なら知っていないことをよく知ってらっしゃるようだ。
「あのな…」
少しの沈黙の後、やっとの事で口を開く店主。円堂先輩の押しに負けてOKを出してくれるかと思ったけれど、それは違ったようだ。
「あのな…注文しないならとっとと出てけ」
「なっ…だったら注文すりゃいんだろ？！ラーメン一丁！」
「あいよ、ラーメンね」
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透(プロフ) - いふれんさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させて頂きました。 (2018年7月16日 11時) (
レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
いふれん - 初めまして、少しだけ意味の違うところがありますので注意をしにきました、兄弟じゃなくて兄妹では？ (2018年7月16日 11時) (レス) id: ec36259cc9 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - ☆リズ★さん» そうなんですね！また時間がある時にゆっくり読ませていただきます！ (2018年7月3日 20時) (レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
☆リズ★ - 透さん» いえいえ! 私もイナズマイレブンの作品を書いてます。 作者様、良かったら読みに来てください。 突然、すみません… (2018年7月2日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - ☆リズ★さん» コメントありがとうございます。私自身とても気まぐれな人間なのでそう言っていただけるととても嬉しいです。頑張らせていただきます！ (2018年7月2日 22時) (レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2018年6月22日 0時
