Day.17 ページ19
「うん？お前、円堂大介の孫か？」
「うん！」
「そうか！大介さんの孫か！はははっ…」
私の"イナズマイレブンを知っている店主に驚くのではなく秘伝書がノートではないと言う事実だということ"は全く気にされずどんどん話は進んでいく
「大介さんの孫か！」
「あっ、あーっ！いてっ！なにすんだ！」
２回目の孫か！という言葉に合わせておたまを先輩に突き出す。驚いて椅子から落ちてしまっていた。もうツッコミどころが多すぎるので私は兄さん達よりも食べ進めるのが遅いラーメンを口に運び続けた。しかしまあ、美味しいラーメンである
「秘伝書はお前に災いをもたらすかもしれんぞ。それでも見たいか？」
「ああ！」
不穏な空気が店を包む、店主はニヤリと笑っていた
「何がまかせろだよ！」
「早くしろよ！見つかったらどうすんだ！」
理事長室で、雷門イレブンがなにやらコソコソしている
「とっくに見つかってるんだけど」
「「「うわっ！」」」
ドアの横にスラリと立つ夏未先輩の横に並ぶ。なにをやってるんだ、先輩方は
「あっあの、これは、その」
「練習だよ！」
「そう！敵に見つからないようにする練習なんだ！」
「はあ、あんた達の探してるのって、これでしょ？Aさんから聞いたわ」
『だって理事長室だそうですから…』
「じいちゃんの秘伝書！」
ぱっと手からノートを円堂先輩がとるのを窘めるように「でも意味ないわよ」と夏未先輩が言った
「なんで？」
「読めないもの」
「「えっ」」
ところ代わり、部室。みんなで秘伝書を開いているけれど、とても読めたものじゃない。
染岡先輩や壁山君が予想を口にするけれど、風丸先輩いわく、「恐ろしく汚い字」らしい
「汚いんですか…」
「多分…」
「誰も読めないんじゃ…」
「それ使えねえよ…」
「「円堂！！」」
風丸先輩も染岡先輩もよく表情がコロコロ変わる人だ。みんなの気持ちも知らず、悠々と秘伝書を読む先輩に怒るように名前を呼んでいる
円堂先輩は、読めるようだ。特訓ノートで慣れたらしい。これは慣れるものなのだろうか…ちょっと微妙だ
野生中に勝つための技が決まったらしく、極意を円堂先輩が読み上げ始める
「1人がピョーンって跳ぶ、もう1人がその上でバーンとなってクルっとなってズバーン！これぞイナズマ落としの極意！…えっ」
「なんだよそれ」
みんな呆れた言葉を口々にひっくり返っていた。兄さんも微妙な表情をしている。
これで大丈夫なのだろうか
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透(プロフ) - いふれんさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させて頂きました。 (2018年7月16日 11時) (
レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
いふれん - 初めまして、少しだけ意味の違うところがありますので注意をしにきました、兄弟じゃなくて兄妹では？ (2018年7月16日 11時) (レス) id: ec36259cc9 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - ☆リズ★さん» そうなんですね！また時間がある時にゆっくり読ませていただきます！ (2018年7月3日 20時) (レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
☆リズ★ - 透さん» いえいえ! 私もイナズマイレブンの作品を書いてます。 作者様、良かったら読みに来てください。 突然、すみません… (2018年7月2日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - ☆リズ★さん» コメントありがとうございます。私自身とても気まぐれな人間なのでそう言っていただけるととても嬉しいです。頑張らせていただきます！ (2018年7月2日 22時) (レス) id: 5a32253be5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2018年6月22日 0時
