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彼は目線を伏せたまま続きを促す様だった
「空気は澄み、比較的天候も安定してますし
湧く水は少し飲むのに適しませんが
それで作る葡萄酒は家庭の差があって、
パーティにそれぞれ持ち寄ったりもするんですよ…
ですがテスニアは戦多き国です
戦火に呑まれない農村部は先程言ったように平和ですが都市部は戦争孤児が後を絶ちません、
私もその一人でした。
その後は粗末ですが温かな孤児院で育ちました、
しかし手狭な院ですから次々と増える孤児の全てを受け入れるには限度がありました、国もその時また別の問題を抱えていました、兵力不足です。
…聡明なエーミール氏ならお分かりでしょう
何も見境なく徴兵する訳ではありません、一度徴兵され見込みありとみなされた者のみです。」
「…なるほど」
「そしてまだ言わなければならないことがあります
私の痛覚についてです、貴方が書きたがっている人体実験とは主にこの事でしょう。
テスニアの軍部は徴兵された子供の一部を使って実験をしていました、当時私がいた院の最年長は私ともう一人の男子だけで実験にえらばれたのは彼の方でした
…代わりになったのはただの私のエゴですけどね。
年端もいかない子供にあれは苦痛過ぎました、過ぎたものを感じなくする、脳が理解を拒否したんでしょうね」
こういうあらましで私の痛覚は今も鈍いまま、テスニアは今も周辺国に火の粉をかけている 簡単にそう話せば目の前の彼は言葉を失っていた
「貴方は仲間に優しすぎますよ、エーミールさん
なにも泣くことないでしょう」
「ああ、いや、すみません…ほんと」
ハンカチで涙を拭く彼に笑いかける
「では、貴方の故郷を聞かせてもらえますか？」
「……！ｺﾎﾝ
私の国はですね、太陽の沈まない国なんですよ」
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りまみっふぃー - 鵜久森さん» 絶対に見にいきます！コメントもします！ (2020年4月28日 0時) (
レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - りまみっふぃーさん» 次回作出来てるので良ければ^ ^ (2020年4月27日 13時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
りまみっふぃー - 鵜久森さん» たまたま起きててww次回作楽しみに待ってます！！ (2020年4月27日 0時) (レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - りまみっふぃーさん» コメントありがとうございます！ちょっと待ってくださいw早すぎませんかwwでもありがとうございます!!次回作も良ければどうぞ宜しくお願い致します！ (2020年4月26日 11時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
りまみっふぃー - 完結おめでとうございます！！(鬼早) (2020年4月26日 4時) (レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵜久森 | 作成日時：2020年1月15日 22時
