23 ページ24
.
「すまないが城下町に買い物に行ってくれないか」
「買い出しですか？」
「余ったお金で好きなもの買っていいからな」
「そんな小学生のおつかいみたいなことしなくても
ちゃんと行けますって」
あれからオスマンさんとの接触を避け、大先生とも目を合わせず、もしかしなくても聡いトントンさんや総統は違和感に気付いているかもしれないが何も言ってこないところが有難かった
*
「次で最後…」
次の瞬間路地裏に連れ込まれて首元に手をかけられる
「きゃっ…だ、れ！」
抵抗はするが男女の差は大きく視界が狭まっていく
もうダメかと諦めかけたときに耳からインカムが落ちて弾みで無線が繋がる
「あれ、Aどしたん？今おつかい中やろ？
…？A？」
イレギュラーに焦ったのか首元の手が離れる
「げほっ！ひゅ…は、ふ」
「A！、 いまどこや？」
「ロボロ…ううんなんでもない」
「なんでもないことないやろ、明らかにだって…」
「もうそっち帰るよ、総統に甘味買いすぎだって言っといて」
そう言ってインカムの電源を切った
*
まずい、非常にまずい
何故か買ってきた甘味でお茶会ということになった
お茶会といえば、この人が参加するに決まってる
「え、これAちゃんセレクトなん？
美味しいめう〜」
必死に目線を逸らす
「最近あんまりAちゃんと
会えてなかったし嬉しいわ」
オスマンさん、嬉しいと言いながらなんで目を軽く開くんですか、総統なんでそんな目が据わってるんですか
「さて、A」
かたりと二人が席を立つ
「この首の跡、誰だ？」
二人の威圧が怖すぎるのか思わず涙が出る
「……」
私は何事もなかったかのように席を立って普通に扉に向かって歩いて、総統室を出ていく
そして、そこから全速力で走る
「グルッペンのバカ！なにぼさっとしてるん
Aちゃん逃げたやんけ！」
*
「ペ神さん！！匿ってください！」
向かった先は医務室
ペ神さんに怒られるくらいかの書記長や総統よりはましだと思った
「はあい、迷い子かな
一から十まで俺に話してご覧？」
そこまで頼むつもりは…
*
内容関係ないんですけど
今日のチーノのブロマガ読みました？
チーノのギャグと普通のテンションの落差すごいですよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りまみっふぃー - 鵜久森さん» 絶対に見にいきます！コメントもします！ (2020年4月28日 0時) (
レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - りまみっふぃーさん» 次回作出来てるので良ければ^ ^ (2020年4月27日 13時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
りまみっふぃー - 鵜久森さん» たまたま起きててww次回作楽しみに待ってます！！ (2020年4月27日 0時) (レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - りまみっふぃーさん» コメントありがとうございます！ちょっと待ってくださいw早すぎませんかwwでもありがとうございます!!次回作も良ければどうぞ宜しくお願い致します！ (2020年4月26日 11時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
りまみっふぃー - 完結おめでとうございます！！(鬼早) (2020年4月26日 4時) (レス) id: b11877041c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鵜久森 | 作成日時：2020年1月15日 22時
