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「事件の真相に
気付いた あの日、私達は2人の妃に文を送りました
簡単なことです。

白粉に毒があるなら、使わなければいい

私達が育った花街でも高級白粉を使っている
妓女は多くいました
しかしその殆どがこの白粉に含まれる毒に身体を
蝕まれ命を落としました」

「使わなければ死なないものをそんな簡単な事をしなかった高級妓女を見たことがあっただけです

命と美貌を天秤をかけ」


「「結局どちらも失って逝った彼女たちを」」

「……私と猫姐は元より薬屋でしたから」

猫姐が絞り出す様な声で
「それで、私達は何をすれば…?」



楽しそうな2人はにこにこと
玉葉妃は告げる


「私の侍女になってちょうだい!」


まあいわゆる『出世』だ。

_________________________

玉葉妃の侍女は現在4人、
他の上級妃に比べると随分少ない

(壬氏にしたらもう少し増やしたかった所だろうけど…)

上級妃は国母になるため蹴落とし合いも常だ
命が幾つあってもたりない。

聡明な玉葉妃なら分かっていると思う

猫姐はぶつぶつと不満を漏らしているが
それもそのはず、白い目で見られると思った新しい
職場で向けられたのは同情の目だった

部屋は個室、寝台付きと豪華だが点心だけ与えられ
ごろごろしていれば、まあ

「家畜の様だな」
「そんなこと言わないで猫姐」

まあ、分かる。
猫姐は痩せてる上に薬の実験に使った傷だらけの
左腕、しかも任せられる仕事は『毒見』
そりゃ同情もするだろう

でも私は右腕にさらしを巻いているがそれ以外は
至って普通だ。妓女を志していただけもあるが
スタイルも良いし、武官のおかげで体力もある

まあ、
そんな私も与えられた仕事は毒見なのだけれど




「美味しそうだね猫姐」
「ああ」

(陶器の皿…銀食器に変えるように進言しよう)


「「特に毒は入っておりません」」


✎____________

まだ原作とあまり変わりありませんが
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抹茶タピオカ2号(プロフ) - 全部読ませていただきました!とても面白かったです!( ≧∀≦)ノ (2020年6月19日 13時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - ハルさん» コメントありがとうございます!二人の関係はお楽しみですね、笑 (2020年1月1日 23時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - 蘭さん» なんと!偶然ですね^^楽しんで頂けたようでなによりです! (2020年1月1日 23時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
- 奇跡的に本名とデフォが一生で読みやすかったです!話もとても楽しくて久しぶりに素敵な作品に出会いました! (2019年11月27日 9時) (レス) id: 871a4e4c3f (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 番外編02の壬氏さんがかっこよすぎて死にそうになりました笑 これからの2人の関係が気になります!更新頑張ってください(*'▽') (2019年11月10日 11時) (レス) id: 805e2c1757 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鵜久森 | 作成日時:2019年4月14日 17時

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