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猫姐が水晶館にいって数日が経った
「猫姐いないと暇だなぁ」
いや、実際に暇という訳でもないんだが
精神的にってやつだ
「A、いるか」
ひょこ、と顔を出したのは麗しの君
「はい、どうかされました？」
「水晶館に顔を出すからついてこい」
「玉葉妃に許可は？」
「もうとってある」
相も変わらず手の早い男だ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
水晶館のイメージは豪華絢爛
目立たない程度に興味深く観察しながら
壬氏の後ろを着いていく
しばらく歩くと猫姐を見つけた、が
扉の前で座り込んでため息を吐いている
「何かお困りのようだな」
「そのように見えますか」
「そのように見えるが？」
猫姐と壬氏は何かを話していたが
私にはあまり聞こえなかった
(周りの女官の視線が痛い…)
「帝のはからいを無下にするのは
美しき才女達には似合いませんよ」
壬氏がそういった途端手のひらを返したので
現金なやつらめと横目に見ながらまたもや
壬氏の後ろを着いていく
「ほれ行け」
ぽんと猫姐と私の背中を押す
「「失礼します」」
そっと
触れた梨花妃の肌色はこの間と同じ肌色だった
「猫姐、これ…」
「ああ、妃の化粧をしているのはお前か？」
「そ、そうよ！梨花様にはいつも美しくいてほしい
もの！」
そう侍女が言い放った途端
ばちん と痛々しい音と共に
他の侍女の悲鳴が部屋に響いた
✎＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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抹茶タピオカ2号(プロフ) - 全部読ませていただきました！とても面白かったです！( ≧∀≦)ノ (2020年6月19日 13時) (
レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - ハルさん» コメントありがとうございます！二人の関係はお楽しみですね、笑 (2020年1月1日 23時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森(プロフ) - 蘭さん» なんと！偶然ですね^^楽しんで頂けたようでなによりです！ (2020年1月1日 23時) (レス) id: b3c4559ac8 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 奇跡的に本名とデフォが一生で読みやすかったです！話もとても楽しくて久しぶりに素敵な作品に出会いました！ (2019年11月27日 9時) (レス) id: 871a4e4c3f (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 番外編０２の壬氏さんがかっこよすぎて死にそうになりました笑 これからの２人の関係が気になります！更新頑張ってください(*'▽') (2019年11月10日 11時) (レス) id: 805e2c1757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵜久森 | 作成日時：2019年4月14日 17時
