不良ですが何か。【ハイキュー!!】

不良20人 ページ27

「痛い痛い首締まってる殺る気か」




「あっごめん」




あまり長くなかったが苦しさからやっと解放された。やっぱり男だから力も強い。あれ3分やられてたら死んでた。



「二口、その子とはどういう関係だ？」



にまにましながら私と堅治のやりとりを見ていたトサカが口を開く。髪の毛どうなってんだよ。



「あぁ………幼馴染みです」



「えっ、幼馴染みいたの！？」



不良とは思えないような人……確か茂庭さん、という人がそれを聞いて凄く驚いている。
幼馴染みってだけで驚きますかね普通……



「ここにいますね。」


「ここにいますよ。」



見事に最後のねとよ以外は被る。



「確かに息ピッタリだな…」


「息ピッタリだけで幼馴染みって納得する所は尊敬します本当に。」



教室はいっていきなり赤葦の彼女って叫んできたあのミミズク頭の人は頭悪いんかな。
いや今ので頭悪いって断定するのはあれかもだけど。




「つーわけで用事終わったんで帰りますねでは」




くるりを向きをかえて何も見ずに歩いた私をうらみたい。


今なんかだれかに当たった。やばい、嫌な予感しかしない。






「おーっと帰しませんよ」



見上げるとあの憎たらしい赤葦が立っていた。




………




「屈め」



「え？キスしてくれるんですか？」



「屈まないと大事なところ潰す」



「え、やってみる？」



「遠慮なく。」




言った瞬間に思いっきり潰す勢いで男にとって大事なところを蹴る。




「まじでやるんだね…………」




すっごい痛そうに抑えながら床でうずくまっている。



首締めるのはやめてあげるわ、これでチャラな(不良19人の木兎さんとAのシーン)




「相変わらず容赦ねえな……」



堅治が少し顔を青くして同情するような目で、うずくまっている赤葦を見る。



後ろでは赤葦の名前を叫んでいたりぶっひゃっひゃっと大笑いしていたり反応は様々。



というか様々すぎて声も顔もうるせえわ。



「い、痛そう…………」



さっきまで少し騒いでた小さいオレンジ頭が顔を真っ青にして縮こまっている。




「……ん？」




「…………え？」



お互い見つめ合い突然に何か始まるが私はそんなのしらない。



周りは赤葦の事でなんか言ってる人もいるけど何人かはこっちを見ている



というかそれより。



「日向じゃん！」



「…………………あっ！！！！」



こいつちょっと忘れてたな。



＿＿＿＿

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