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四人は昼休みに、また屋上のベンチに座っていた。
天気はいいが、ビュウビュウ吹く風で、Aの長い髪はあちこちになびいている。
「この風なら、大声で話さないかぎり集音マイクは音をひろえないな」
ドヨンが切り出した。
「そんなことわからないでしょ」
とAが肩を竦めると、ドヨンも不安そうに眉間にシワを寄せる。
「それにしても、二人ともかなり疑い深い話し合いしてたよな」
「もう少し顔近付けろ、風がうるさくて聞こえない」
ヒョンソクに言われて、三人は顔を近付けた。
「うっ、A、髪の毛邪魔だな」
迷惑そうに文句を言ったかと思うとハルトは立ち上がって、Aの髪をきゅっとポニーテールに結んだ。
「…ありがとう」
Aの顔が柔らかく赤らむ。
「そっちの方が似合うよ」
ヒョンソクに言われて、名前は微笑んだ。
「にしてもハルトはさっき、皆に聞こえるように色々言ってたけど、かなり危なかったと思うよ」
と、ドヨンが注意した。話がどこにいくのか、内心ハラハラしてたのだ。
「え、俺なんかヤバいこと言ったかな…? 際どいこと言ったのって、どちらかと言うとあいつらじゃない?」
ハルトはうっとうしそうに髪をかきあげた。
「確かにあの二人、結構大きな声で危ないこと言ってたね」
Aはハルトに頷く。
「でもさ、マノパンさんとイェダムさん、ハルトに言われて、青くなって口をつぐんでたじゃん? ということは、あの二人は違うってことだよね?」
ドヨンがそう聞くと、ヒョンソクは首をかしげた。
「イェダムはテレビに出てたんだし、マノパンさんはモデルみたいで… 俺的には○だったんだけどなぁ」
「俺も○にした。最近、アンドロイドがテレビに出るなんて、おかしくないことだし」
「あれだな、疑われないために、わざと大きな声で話してたとか」
ヒョンソクとハルトが交互に述べた。
言われてみれば、その通りかもしれないとAは思った。
「まぁ… 確かに、疑われにくいかもね」
「そうなると、かえって怪しいよな…」
ヒョンソクは、お洒落な帽子を深く被り直しながら言う。
「やっぱりみんな、ガードロイドを探してるみたい。あのとき、本当になんとも言えない空気になったじゃない?」
Aはあのときのみんなの、バツが悪いような顔つきを思い出していた。
まるで時間が止まったかのように、数分にわたり誰もが動きも会話も止めていたのだ。
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まると(プロフ) - 75さん» 作品がお気に召して嬉しいかぎりです！更新が楽しくてついついしてしまいます^^ 無理はしていませんよ〜！ えぇ、稚拙だなんてそんな……… 作者の私より文才があるじゃないですか… コメントありがとうございました！ (2020年10月9日 0時) (
レス) id: f27537dd93 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - コメ失礼します！設定といい作風といいとてもタイプな作品でいつも楽しく読ませて頂いてます(笑)無理なさらず自分のペースで更新して頂けると読者の私からしてもとても嬉しいです！稚拙な文章ですみません、応援してます！書き込み失礼しました！ (2020年10月8日 21時) (レス) id: ad95e2f286 (このIDを非表示/違反報告)
まると(プロフ) - アイコさん» 初コメｷﾀｰ! こんな駄作を読んで下さり誠にありがとうございます！頭地面にめり込んでます！() これからちょっと動き出すので、楽しみにしていて下さいね^^ (2020年10月7日 22時) (レス) id: b93e1f7328 (このIDを非表示/違反報告)
アイコ(プロフ) - 物語を読ませていただきました。Treasureの小説を探したら見つけました！すっごく興味深い物語ですね！次の投稿楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年10月7日 12時) (レス) id: da9bb9329a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まると x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/96m5ms0aa71/
作成日時：2020年10月3日 5時
