☆青色 ページ22
葵side
『も…無理です…。』
コントローラーから手を離して、後ろに倒れ込む。
黄「あちゃ…
一旦寝るか?」
心配そうに黄牙が話しかけてくる。
『いや…今寝たら絶対夢に出る…。
寝るなら、どっちか一緒にいて…』
疲れのせいで自分が何を言っているのかさえ分からない。
碧「お前なぁ…
私はともかく、黄牙はいちゃいけないだ
ろ。」
黄「碧にいてもらえ?
俺片付けするから。」
『はぁ…
お茶ぁ…寝るぅ…碧さん…。』
碧「いや、どれかひとつにしろよ。
お茶飲みながら寝るなよ?
布団が濡れるから。」
『はーい…分かってまーす…』
碧さんと黄牙と会話をしながら、布団に潜り込む。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
目が覚めると、もう日が落ちていた。
パッと横を見ると、椅子に座って本を読んでいる碧さんがいた。
『あっ…碧さん。
おはよー…』
碧「…ん?
あぁ、もう夜だが、おはよう。
変な夢は見なかったか?」
『まぁ…、ありがとね。
んで、黄牙は?』
部屋にいるのが、私と碧さんだけなのに気づいた。
碧「黄牙か?
向こうで料理作ってたぞ?」
おかんだぁ…
『ちょっと、つまみ食いしてくる。
碧さんも行く?』
黄牙の料理を食べたことがないことに気づいた私は、つまみ食いをしに行こうと碧さんも、誘う。
碧「いや、私はi…」
黄「お前ら〜!
飯できたぞ〜!」
碧さんの声に被せて、黄牙の呼ぶ声がした。
『...(´З`)チェッ
まっ、いっか、
碧さん行こー!』
碧「はいはい。ご飯は逃げないから
階段から転げ落ちるなよ?」
『はーい!
ご飯!ごっはん!』
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
碧side
葵がご飯!ごっはん!
と言いながら、階段を駆け下りていく。
私もそれに続いて、下に降りると
黄「お、来たな。
んじゃ、食べるとするか。」
『あぁ、遅れてすまないな。
いただきます。』
葵「そういえば、黄牙の料理って食べたことないなぁ…いただきま〜す。」
黄「いや、別に大丈夫だ。
葵。逃げねぇから落ち着いて食べろ?
…いただきます。」
3人で机を囲み、雑談しながら、料理を食べ進める。
葵「はぁ…お腹いっぱい…
美味しかったぁ〜
黄牙って料理上手かったんだね!
ご馳走様でした!」
『ん…。上手かったわ
ご馳走様でした。』
黄「おうおう、満足してくれたならなりより
お粗末様でした。」
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鳳仙花 - 含羞草さん» 君はこんなのを書く人に泣くとか言えるのかい? (2019年12月7日 15時) (レス) id: 843bee36d8 (このIDを非表示/違反報告)
含羞草(プロフ) - え…泣くぅ…普通に泣くよこれ… 好き (2019年11月28日 23時) (レス) id: b4c6dda98d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉千巻 | 作成日時:2019年10月29日 0時