FIRST Love (ページ9)

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4話-① ページ9

あれからしばらく経ち、2人とも休暇に入った
キャサリンはいつものように朝早くに置き鍛練していたが、ピアーズは遅くに起き
ピアーズ「……ん？(スマホの画面を見て)そうだ、キャサリンとデートだ今日…忘れてたな、支度しなきゃな」
ピアーズは慌てて支度して待ち合わせ場所に向かった
ピアーズ「ごめんなさい！待ちました！？」
キャサリン「気に病むな、それほど待っていない」
そう言ってクールに微笑んだ。
ピアーズ「あの、その、どこか行きたいところありますか？」
キャサリン「貴方に任せる。」
ピアーズ「そ、そうですか……(考えてなかった……)」
ピアーズは考え込む
キャサリン「無理に考えなくても、私は行ったりばったりでも別に構わない。」
ピアーズ「えっ？」
キャサリン「決めるのもいいが偶然の出会いというのも実に趣深いからな」
ピアーズ「キャサリンさん……」
キャサリン「どうした？」
ピアーズ「あぁ、いえなんでもないです！
とりあえずそこのカフェ寄りましょうよ」
キャサリン「あぁ、構わないぞ」
2人は偶然見つけたカフェに寄り、同じブラックコーヒーを注文した
ピアーズにはキャサリンがコーヒーを飲む姿に育ちの良さを感じていた。
キャサリン「……恋愛の定義について調べた」
ピアーズ「…そうですか」
ピアーズはそう言って微笑む
キャサリン「どうしようもないくらい相手に思いを寄せることだと、切なく、後追いしたくなる感情だと、仲間内の愛とは違うのだと」
ピアーズ「だいたいそんな感じだと思います。」
キャサリン「…私は、そういう感情を持ち合わせてないから向けられてもどうしていいか分からない。どういう感触なのかも分からない」
ピアーズ「………」
キャサリン「ピアーズ…何故そこまでして、その感情を私に向けるんだ？」
ピアーズ「なんでなんでしょうね……」
そう言ってピアーズは1口コーヒーを飲んでから話した。