私にベッタリ猫たち。【TRIGGER】

→時と場合を考えて！ ページ22

…


＿＿＿＿＿＿＿＿………数日後。



大丈夫と言っておきながら、私はまた負けてしまい、数日仕事を休んでしまった。

流石の3人も心配でずっと傍に居てくれてるのは良いのだが…………。




｢邪魔しないで。Aはボクが面倒見るから、出て行ってくれる？変態さん？｣

｢お前……やる気か？｣

｢2人共……彼女がいる前で喧嘩はやめてあげてって何回も言ってるじゃないか……｣

『私の風邪が移らずに、元気そうだからいいよ(笑)
気にしないで、龍』

｢でも……｣




確かに彼らはずっと私の前で堂々と喧嘩しているものの、ずっと傍にいたはずなのに、風邪が移らなかった。




『2人共、元気なのは良いし、喧嘩もいいけど、病人の事はやっぱり考えて欲しいところだよ？(笑)』

｢……｣

｢……｣




そう言うと、2人は黙ってしまい、龍は苦笑い。

私もつられて苦笑いした。




｢……A、ごめん｣

｢俺も……悪かったな｣

『分かれば宜しいよ(笑)喧嘩する程仲がいいっていうし、喧嘩してもいいけど、時と場合を見てね？？』

｢｢……はい｣｣



猫なのにシュンとする2人が可愛くてしょうがなかった。
今すぐにでもなでなでしたい！！って思ったけど、天と楽だし、嫌がるだろうし、もし出来たとしても、身体が怠くて私自身の身体が応えてくれそうになかった。




｢そう言えば、Aが体調崩してから1週間経とうとしてるけど、なかなか治らねぇな……ほんとにただの風邪なのか……？｣

｢少し酷い風邪だよ。それか胃腸炎とか｣




猫なのに無駄に知識あるのは可笑しくないか……
胃腸炎とか猫普通知らないからね…………。




『ん〜〜流石に胃腸炎じゃないと思うな……
ただの風邪でちょっと酷いやつだと思う(笑)』

｢そうか…？何かあったら遠慮せずに声掛けろな｣

｢楽じゃなくてボクに話しかけて、A。ボクが全部やってあげるから｣

｢お前人の会話に割り込んでくんなっ！！｣

｢あぁもうまた……｣

『……2人には悪いけど、龍に言うね』

｢了解。ご主人の為ならお易い御用だよ^^｣




と、2人が揉めてる間、約束してる龍と私でした。

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