私にベッタリ猫たち。【TRIGGER】

→胸の鼓動。 ページ21

〜Aside〜




1時間後、何故かパチリと目が覚めた。
ゆっくりと身体を起こす。
少し重たい目を擦って辺りを見渡す。

そっか。いつの間にか寝ちゃってたんだ。

ベッドから出て、まだ寝起きのせいかふらふらなりながらドアの前まで来た。

何故か背筋が凍るような寒気がした。



『……今行ったら、もしかしたら…………』



マイナスに考えたくはないものの、やっぱりあれが頭に過ぎってくる。
流石に病人に無理やり食べさせるほどあの子達は馬鹿ではないのはわかってるから、多少は時間はあくはずだろうと思うけども、それは少しの間だけだろう。

いつかはあの量を食べさせられる日が来るんだろう。

そう考えていると


(ガチャ)


と目の前の扉が開いた。

先には天、楽、龍の3人が驚いた表情でこちらを見つめていた。
……しかもなんか手に持ってるし。



｢……A…？大丈夫なの？｣

『え？あぁ、うん。少しだけだけど調子は良くなったよ(^ ^)』

｢本当か？顔色まだ悪いぞ｣



そう言って、楽は私の額に手を置いた。

楽が額に触れた瞬間、鼓動が煩くなった。



｢まだ少し寝てろ｣

『……っ………』



優しく微笑んだ楽はなんだか安心するような表情だった。



｢ちょっとそこの変態、Aは病人なんだから変な事しないでよね｣

｢うるせえガキ｣

｢俺的には……2人が1番煩いと思うけどね……｣



龍の言ってることはあながち間違えてはない。
どちらかというと2人の喧嘩の方が騒がしいし煩いと思うのだが……。

2人には自覚があるのだろうか……



.




.




.




こんにちはお久しぶりです。
あまりにも更新遅れてしまって
大変申し訳ないです。

日常が忙しくてなかなか……
言い訳にはなりませんけども、、、

→時と場合を考えて！→←→原因はボクら。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す