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三食目 ページ4

「紹介してなかったな、こいつは水戸村Aだ!


この食堂で働いてる。齢20歳!」




「ちょっと、勝手に年齢晒すのやめてくださいよ天元さん!


よろしくお願いしますね!食べたい物は何なりとお伝えください!」



「よもや!なんでも作ってくれるのか!」


「道理でお品書きがない訳ですね!」


「えー!どうしよう、迷っちゃうわ!」


「鮭大根……」



何やらがやがやと言いながら、水戸村とやらに群がるそいつらを遠くから眺めていた。



「では、白飯と薩摩芋の味噌汁をいいだろうか!」

「鮭大根を……」

「あ!そしたら私は桜餅を50個ほど欲しいわ!」

「……お、おはぎを…」ボソッ

「生姜の佃煮をお願いできますか?」

「僕、ふろふき大根…」

「炊き込みご飯を頼む」


「かしこまりましたー!」




その屈託の無い笑顔が、次に遠くに居るこちらに向けられる。




「伊黒さん、でしたっけ



何か頼まれますか?」





「…茶を」




何も頼まないのかと突っかかられても困るのでとりあえずそう言うと、ソイツは少し驚いたがすぐに笑顔に戻った。







「あの子、可愛いですね!私キュンキュンしちゃいました!!」


「うむ!いい子だったな!」




柱だけで固まって大きめの机に座る。


会話はアイツの事で持ち切りだった。




「伊黒は茶だけで良かったのか?アイツの料理は美味いぞ?」




「いつもの事だ、別に誰の料理であろうと俺は食べない。だいたいあんな胡散臭い顔をする奴のことは信用できん。」


「そうかよ、まあ後悔するのはお前だからな」


「フン…」





宇隨はそれだけ言うと、勝ち誇ったように笑った。








何なんだ、一体。

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ニンニク - emiさん» このシリーズ好きなんですよ! (2020年4月30日 19時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - ニンニクさん» 鼻からケチャップw お気を確かに!!笑笑 ありがとうございます!! (2020年4月25日 8時) (レス) id: 99f895e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
ニンニク - emiさん» 楽しみに待ってます♪伊黒さんかっこよすぎて鼻からケチャップが・・・ (2020年4月24日 22時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - ニンニクさん» 本当ですか!嬉しいです!そんなことを言っていただけて光栄です!伊黒さん素敵ですよね!頑張ります!!コメントありがとうございます!! (2020年4月22日 10時) (レス) id: 99f895e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
ニンニク - このシリーズめっちゃ好きなんです!伊黒さんおしなので、更新されてるとすごい嬉しくなります!これからも頑張ってください! (2020年4月21日 23時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:emi | 作成日時:2020年3月10日 22時

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