【鬼滅の刃】蛇柱の胃袋を掌握しようと思う 【伊黒小芭内】

十七食目 ページ18

宇隨さんが柱の皆さんを食堂のに連れて来てから、何人かの方たちが、毎日食堂に来てくれるようになった。



「Aちゃーん！また来ちゃった！」


「蜜璃ちゃん！ゆっくりしていってね！」



礼によって可愛い蜜璃ちゃん。


あれから彼女が私の年下だと知ってから、タメ口に変えた。


年下なのに柱なんて、凄すぎる。


中には14歳の子もいるからな、バケモンだ本当に。




それと、いつも蜜璃ちゃんにくっ付いて来る(語弊)伊黒さん。



「なっ、何名前を呼んでる！」


相変わらず蜜璃ちゃんを溺愛してるらしい。

わあ、すごい睨まれてる。殺気が凄いヨ。


伊黒さんの任務の時、私が勝手にご飯を送り付けて、あれ以来毎度毎度同じことを繰り返している。


任務の時は食べてくれるのに、中々目の前では食べてくれない。

何でだろうなあ。

…今度聞いてみるか。




と考えながら、手を動かした。



そろそろこの時間帯なら″あの人″も来るかなあ。





「たのもう！」



あ、来た来た。





「いらっしゃい、杏寿郎！」




「！」




伊黒さんが何故か驚いたようにコッチを見てきたけど、とりあえず気付かないふりをした。




いつも通りハキハキした喋り方で、彼・煉獄杏寿郎は私に話しかけてきた。





「うむ、いつものを頼んでいいだろうか！」


「了解ー、いつものね！」


杏寿郎は、これまたいつも通りカウンター席へと腰かけた。




杏寿郎も蜜璃ちゃん達と同じくここの所毎日食堂に顔を出してくれている。



同じ20歳だということで、これまたタメ口で喋らせてもらっている。




今日も杏寿郎は、どこを見ているか分からない大きな瞳を開いて、「うまい！うまい！」と大声で感想を言ってくれた。



何だか、そんなに大声で言われたら、少し気恥ずかしくて、でも凄く嬉しかった。







「やはりAの味噌汁は世界一だな！毎日飲みたいくらいだ！」



「あはは、ありがとう杏寿郎」




笑ってそう答えると、周りからヒューヒューと冷やかされた。



え、どゆこと？(





「よかったな！Aちゃん、炎柱様に貰っていただけて！」



「えっ、さっきのってそういう意味のやつだったの？！」







バッと杏寿郎の方を見れば、すごく真剣な顔をしていた。





「えっ、えっと……」




「A、」




「！はい、」









「暇な日に俺と、どこか出かけないか」








「………ン？？」




*****


煉獄さん、私の最推しなんです……(

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