拝啓、親愛なるあなたへ。【煉獄杏寿郎】

解説 ページ50

こんにちはemiです！


ここまで読んでいただき、本当に、本当にありがとうございました。

これにてこの物語は完結です。

それぞれの章を更新するにあたって長く間を開けてしまったにも関わらず、たくさんの読者様が見に来てくださったことに感謝しかありません…！

夢主ちゃんに負けないくらいの読者様の暖かさに助けられました、本当にありがとうございます！





ここで僭越ながら少々解説をさせて下さい。


以前あとがきで、このお話のモデルとなった歌について言ったのですが、それについて少しだけ。


このお話は『いかないで』という、想太さんが書かれたボカロ曲を元にして作らせていただきました。
(※歌詞とこの話の関係について話しますので聞いたことのない方は是非聴いてみてください)


ぼやっとしてますが、
私の解釈的に、一番が夢主ちゃん視点、二番が煉獄さん視点と捉えています。

一番の「きみは早足ですっと前を行くから」。
これは、浅草へ出かけた時の煉獄さんに対してと、いつも代書を受け取った後に颯爽と出て行ってしまう煉獄さんに対しての、Aちゃんの名残惜しさを表しています。そして、彼女はいつもその姿を後ろから眺めている。

「最終便」。
ここで言う最終便は、もちろんあの列車のことです。



二番の「祭り」。
これは、浅草へ出かけた時のことです。
いつもと少し違う彼女を、煉獄さんは色っぽいな、と感じています。手を繋ぎながら、煉獄さんはこっそりAを眺めたりしていました。

「遠くへと消えていく」。
ここの辺りの歌詞は、Aちゃんが遺書を書くことに対して苦しんでいる事に気付き、距離を置いてしまう煉獄さんを表しています。手の届かない場所に置いて来てしまったAちゃんに対して、後悔の念を込めて「いかないで」と呟きます。


個人的に、「いかないで」という歌詞は、『行かないで』と『逝かないで』の二つの意味があるかなと思ってます。


この曲はもうとにかく歌詞からメロディから切ない曲で、個人的にボカロの中では一番好きな曲です(宣伝)



ちなみに最後の『独白』に出てくる女の子は、あの三つ編みの女の子です！分かりにくかったかもしれませんが…！




それでは、長い間でしたが本当にありがとうございました！

またいつか、どこかで！！




emi(2021/01/23)

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