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※モブ×se要素あります
side誠也
俺は今めっちゃ後悔をしとる。もちろんこの格好になった時から後悔はしとるけど1番は…
良「せーちゃん、楽しみやね?」
「せやな、よ、よしくん」
自分で呼び方を提案した時。なんであの時あんな事言ったんやろ…ていうか急に呼ぶのはずるいやん。心の準備しないと普通照れるやろ、
そのせいで正門が俺の事せーちゃんって呼ぶ度にニヤニヤしながら俺の顔を確認してくる。正直めんどくさい、
良「あ、せーちゃん。ここやで」
考え事しとったら店に着いたみたい。小さめやけどオシャレなお店で、カップル限定メニューがあるからか行列が出来とる
良「ちょっと待っとってくださいね。すいません、予約してたんですけど…」
店内に消えてく正門を見送り、俺は行列から離れた所で待つ。気ぃ張りすぎてたのか少し歩いただけやのにめっちゃしんどい
それにさっきまでは正門とおったからそこまで気にしてへんかったけど、やっぱ周りの目は気になるもんで。早く正門帰ってこないかな
男1「お、可愛い子いんじゃ〜ん」
男2「ほんとだ。てか俺めっちゃタイプ笑」
男1「ねぇ、おねーさん、俺らと遊ばない?」
「……」
最悪、変なのに絡まれたわ。こういうのはシカトしとけばええねん
男2「あれ、聞こえてない?笑」
男1「黙ってるって事はいいって事じゃね。俺、近くにいい店知ってるからそこ行く?」
男2「賛成〜!じゃ、おねーさん行こ」
そんな会話が聞こえたと思ってたら急に腕を掴まれ引っ張られた
「ちょっ、やめて、くださいっ!」
男1「お、めっちゃ可愛い声♡」
男2「暴れたら危ないよ?それにおねーさんがいいって言ったんだから責任は取らないとね?」
いや俺いいなんて言うてへんし!!!それにこいつら意外と力強くて全然耐えられへん。あかん、このままじゃ連れてかれる、
「嫌やっ、まさ、かど、、たすけ、て、」
?「なぁ、何してんの?」
諦めかけてたその時、俺が好きな声が聞こえた。振り返ればそこにおったのはもちろん、
「まさかどっ、!」
良「せーちゃん、待たせてごめんな?で、君達は誰に許可得て俺の彼女連れてこうとしとんの?」
男1「ちっ、男連れかよ。おい、いくぞ」
男2「へーい」
正門を見て諦めたのか俺の手を離し、男達はそのままおらんくなった。俺は張っていた気が完全に抜けてしまい、そのまま座り込んだ
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作者名:ピンクローズ | 作成日時:2019年11月16日 17時