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side良規
あの後俺から紙袋を受け取り寝室に消えた誠也くん。本当は目の前で着替えて欲しかったけど、まぁええか笑
あれから20分以上経つけど誠也くんはまだ。流石の俺ももう待てへん
「誠也くん、準備出来ました?開けますよ〜」
誠「ま、待って、まだっ…!」
誠也くんの声は無視して扉を開けたけど、普通に着替え終わっとるやん。てか、
「めっちゃ可愛い♡」
俺が選んだのがいいってのもあるけど、やっぱ誠也くん才能あるな笑
誠「っ、このっ、へんたいっ!」
「なんでっすか〜」
別に普通に選んだだけやけど←
誠「丈が短いねんっ!見えるで、これ!!」
一生懸命ワンピースの裾を引っ張り、顔を真っ赤にしながら怒ってる。そんな顔で怒られても、可愛いだけなんやけど笑。まぁ確かに膝上10cmは短かったかも
「でもタイツも入っとったやろ?」
誠「それならええよ…ってなる訳ないやん!」
「まぁまぁ、上にコート着れば気にならないんで。じゃ、行きましょ」
誠「え、ちょ、もう行くん!?」
「本当は誠也くん食べてから行きたいとこやけど、実は時間ギリギリやねん。そろそろ出ないと間に合わへんからさ、誠也くんを食べるのは後でな((ボソッ」
そう耳元で囁けば真っ赤になる誠也くん。俺にされる事でも考えたんかな?めっちゃ可愛いわぁ、♡
顔真っ赤な誠也くんを椅子に座らせ最後の仕上げ。流石にこのまま行くとバレちゃうからな。カツラを被らせ、軽く化粧をして、コートを着て、マフラーをすれば完璧な女の子
ここまでしたら誠也くんも覚悟を決めたようで、
誠「っ〜、今日は全部正門の奢りやからな!苺のメニュー全部たべるからな!!文句言うなよ!!!」
「それはいいんですけど、もう1つお願い聞いて貰っていいですか?簡単な事なんで」
誠「…聞くだけ聞くわ。なに?」
「デート中は俺の事正門じゃなくて、よしくんって呼んで欲しいです」
誠「それだけ?」
「はい。ダメっすか、?」
誠「…わかった。けど、俺の事も、、せーちゃん、って呼んでほしい」
……え、なんて??
誠「ちがっ、ほら、この格好でっ、いつもみたいに呼ばれたら、女装してるの、バレるやん、?だからっ、「分かりました、せーちゃん♡」っ、急に呼ぶなや…///」
自分から提案してきたのに呼ばれたら照れるとかホンマにずるい。我慢出来るわけないやん、
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作者名:ピンクローズ | 作成日時:2019年11月16日 17時