不良先生と優等生くん ページ25
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ym×cn
学パロ(？)
ktくん出てきます
他グループの方出るかもです
付き合ってないです
side侑李
僕は小さい頃から隣に住むお兄ちゃんが大好きだった。お兄ちゃんはかっこよくて、優しくて、頭が良くて、たくさんの友達に囲まれていて……
一人っ子の僕にとって最高のお兄ちゃんで憧れの人だった
でも僕が小学3年生になった年にお兄ちゃんは居なくなった。隠れてるのかもと思って色んな場所を探したけど、お兄ちゃんは見つからなかった。後から聞いた話だと国内一の大学に進学する為に家を出たらしい
らしいって言うのはその後、お兄ちゃんが僕の前に現れたことが一度もないから。だからそれが本当かどうか今も知らない
お兄ちゃんが居なくなって3年後。僕が小学6年生の時、母親からお兄ちゃんの話をしないでと言われた。理由を聞いても話しちゃいけないの一点張り。最後には
"あの子の事は忘れた方が侑李の為なの"
"あの子のようになっちゃダメよ"
"良い子の侑李はママの言う事聞けるでしょ？"
と、言われてしまい頷くしか出来なかった。でもやっぱりお兄ちゃんの話を出来ないのは嫌で…
その時思い出したんだ。お兄ちゃんが通ってた学校が私立平成学園だった事を
お兄ちゃんの通ってた学校なら"卒業生の知り合いが居て"って言えば堂々と話せる。それに、お兄ちゃんを知ってる先生と話したり出来るかもだし！！
私立平成学園は中高一貫校で、お兄ちゃんは高校から通っていた。偏差値も高く国内一の進学校だ
僕は両親に中学受験をし、私立平成学園に行きたいと伝えた。少しでも長く、お兄ちゃんと同じ学校に通いたかった。お兄ちゃんがここの卒業生っていうのは勿論両親も知っていて…。何度も頼み込んで、首席で入学する事を条件に渋々了承してくれた
元々勉強が嫌いじゃなかった僕は無事に首席で私立平成学園中等部に入学。お兄ちゃんと同じ服を着れて、なんだかかっこよくなれたみたいで嬉しかったのを今でも覚えてる
その後も首席をキープしつつ卒業。仲のいい友人もできて楽しい3年間だった。でも1つ残念なのがお兄ちゃんを知ってる先生に会えなかったって事
まぁお兄ちゃんは中等部に通ってなかったしね。いるかもってちょっと期待してたけど残念
そして今日、僕は待ちに待った高等部へ進学する
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作者名：ピンクローズ | 作成日時：2019年11月16日 17時
