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side直樹
その日の事はよく覚えてる。那須は浮所と仕事があって途中合流だけど、他のメンバーはオフだったから俺の家で浮所について語り合う予定を立てた
一「俺、今日すっごく楽しみだったんだよね」
龍「俺も。特に今一緒にいる那須から聞くのがめっちゃ楽しみ」
大「藤井くん!どのお皿使っていいんだっけ?」
「あ、そこの棚のお皿ならどれでも大丈夫だよ〜」
メンバーは早めに俺の家に集まり、準備を手伝ってくれた。まぁ途中浮所の可愛さを誰が1番語れるか選手権が始まったりしたけど笑。ある程度準備が終わった頃、気づけば19時を回っていた
龍「そろそろ那須着くかな?早く浮所の可愛さを誰が1番語れるか選手権の続きやりたい!」
一「スケジュール確認したんだけど、仕事はもう終わってるはずだよ。藤井くんの家までそんな遠くないしそろそろ着くと思う」
大「……でも、那須から連絡ないね。いつも連絡すぐくれるのに…収録押したとかで急いでるのかな?」
「んー、そうかもね。ま、もう少し連絡待とう」
その時、チャイムが鳴った。今日は宅配便が来る予定もないから那須で間違いない。でも那須がみんなに連絡せずに来るなんて珍しいな〜なんて考えながら玄関に向かい扉を開ける
「那須、仕事お疲れ様!連絡なくて心配したよ?」
雄「…あぁ、ごめん。ちょっと急いでたから連絡するの忘れてた」
「別にそんなに急がなくてもいいのに笑。もうみんな準備万端だよ、入って入って」
那須を部屋に入れて扉を閉めようとしたけど…
ガタンッ
そう音を立て、扉は止まった。急な出来事に俺は固まる。開ける前にちゃんと確認はした。もちろん那須しか居なかったし、足音も扉が止まるまで聞こえなかった。てことは近くに隠れてたってこと…!?
俺は恐る恐る後ろを振り向く。確かに誰かの手が扉を押さえていた。俺は怖くなりドアノブを離して距離をとる
「あ、あの、どちら様…ですか?」
?「えーわかんないの?おかしいなぁ…藤井くんなら手を見れば俺ってこと分かりそうなのに笑」
そう言いながらぐいっと扉を引っ張り、姿を現す。扉を押さえていたのは……
「う、浮所!?!?」
今日の集まりには呼んでいない浮所だった
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作者名:ピンクローズ | 作成日時:2019年11月16日 17時