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side優斗
瑞「初めまして。来てくれて嬉しいよ」
「…は?え、誰お前」
急に現れた謎の人物に俺は警戒心MAXで答える
瑞「誰って…知ってるでしょ?僕は井上瑞稀。君のターゲットだ」
え?あいつが井上瑞稀だって…??……嘘だな。井上瑞稀は俺がさっき刺して殺したんだ。俺が殺り損ねるなんて有り得ない
瑞「…その顔は信じてないんだね」
「当たり前だ。さっさと本当の事言えよ。ま、現場見られたからにはお前の命も貰うからどっちでもいいけど?」
俺はナイフを井上瑞稀(仮)に向けた。そいつは一瞬目を見開いたがすぐに元のすました顔になり、ゆっくりと両手をあげた
瑞「おっと、僕は嘘ついてないよ。まぁ違うとしたら君が殺したのは井上瑞稀ではなかったって事かな。高橋優斗くん」
「んなわけないだろ。顔も確認して殺ったんだ。俺が間違うはずはない。それと俺の名前なぜ知ってる」
瑞「簡単な事だよ。君が殺したのは僕ではなかったってこと。それに僕らも君について調べてたんだ。目的は君とは違うけどね。後、そろそろ動いていいよ」
そう井上瑞稀(仮)が言ったあと後ろのベッドで動きを感じ、咄嗟に飛び退く。そこには首元から血を流している井上瑞稀が起き上がっていた。明らかに大量出血してるのになぜ生きてる…!?
?[あーあー、せっかくの瑞稀の可愛いパジャマが赤くなっちゃったよ…。瑞稀ごめんね。も〜計画通り心臓狙ってよ!]
「はぁ?!どこを狙うかなんて俺の自由だろ!それに殺し方の特定はされてねぇ!!」
?[でも、心臓狙うって決めてたじゃん!もー作ちゃんが気を利かせてくれたおかげなんだからね??感謝しなよ]
「意味わかんねーよ!!てかお前何者だ!!!」
俺は井上瑞稀に向かってナイフを振る。もちろん当たれば致命傷のところを狙うが…
?[おっと。そんなんじゃ死なないよ??ほら、もっともっと]
簡単に躱される上に、挑発もされてる。殺し屋である俺のナイフを1度も当たる事なく躱しきるとか本当に何者…?しかも俺の動き全部読まれてるからやりにくい。井上瑞稀(仮)が言ってた通り俺について調べたんだろう
その後も交戦はしばらく続いた。俺がナイフを使って殺しに行き、それを井上瑞稀が躱す。ただそれだけだ
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作者名:ピンクローズ | 作成日時:2019年11月16日 17時