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side涼介



あの後何回か撮り直して、予定より30分遅くなったけど全員撮影は終了した。次のペア撮影のスタジオをセットをしてもらう為に1度俺たちは楽屋に戻ることになった



楽屋に入ってすぐに知念に話しかけようとしたけど…



慧「ねぇ、知念。今日どうしたの?」



伊野ちゃんに越されてしまった。まぁ聞きたいことは一緒だからいいか



侑「どうしたのって…何が?」



慧「今日の撮影。ミス、多かったよね?体調悪いの?」



光「あ、それ俺も気になってた。知念がミスを連発するなんて珍しいからさ」



侑「そ、そう?でも別に体調悪い訳じゃないよ。ちょっと寝不足なだけだし」



慧「そう?ならいいけど…。寝不足なら少し寝とけば?ペア撮影、最後の方でしょ?」



侑「うん、確かそう。じゃあお言葉に甘えて寝ようかな。…その前にトイレ行ってくるね」



そう言って知念は楽屋を出ていった



…やっぱりおかしい。他のメンバーは疑ってないみたいだけど…。なんかもやもやするし、とりあえず知念の後を追っかけよう。そう決断して俺も楽屋を出てトイレに向かう



幸い知念はまだ見える範囲のとこにいた。知念に追いつくためにちょっと早歩きをする。追いついたら肩に手を置いて話しかける



「知念!トイレ行くんだろ?俺も行くから一緒に行こー」



侑「……」



「…知念?どうかした…ってお前大丈夫か?」



反応がなかったから知念の顔を覗くと、知念の顔は真っ赤で息づかいも荒かった。どう見てもこれはただの寝不足じゃないだろ…



侑「はぁ…はぁ……りょ、すけ……あつい…」



そう言うと知念は俺に寄りかかってくる。俺は準備してなかったからよろけて転んだけど、病人であろう知念を怪我させないように体で知念を受け止める



「ちょ、知念大丈夫か!?」



侑「はぁ…はぁ……」



ダメだ、これは話せる状態じゃない。知念のおでこに手を当ててみると凄く熱くて…。絶対これ38度以上あるだろ…



俺は知念をお姫様抱っこして楽屋に戻る。扉は知念を落とさないようにしつつ、意地で開けた←

・→←頼って



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作者名:ピンクローズ | 作成日時:2019年11月16日 17時

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