それぞれの日常Ⅱ (ページ4)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:3,258 hit

・ページ4

·

side瑞稀

涼「…確認したいんだけど、つまりどういう事？」

俺の頭を撫でながら聞いてくるはしもっちゃん。え、今ので伝わらないの？てか、なんか凄いこと言っちゃった気がする…

「っ、気付けよ、ばか」

涼「えーだってわかんなかったんだもん。だからもう1回言って♡」

あ、これ絶対わかってるやつだ。声のトーンがいつもと違うもん。にやにやしながら聞いてるんだろうな

「絶対言わない」

涼「俺は瑞稀の事世界で1番好きだよ。瑞稀は俺の事どう思ってる？」

俺の頭を撫でながら優しく聞いてくる。それが落ち着けるってはしもっちゃんにはバレてるんだろうな。あぁ、やっぱり

「…好き。好きだよ、世界で1番」

涼「じゃあさ、俺と付き合お？」

上の方向けば、ね？って顔で俺を見てるはしもっちゃん。付き合えるのは嬉しい。いつか叶えばいいなとは思ってた。でも

「…俺めっちゃ嫉妬するよ？」

涼「俺も嫉妬するから大丈夫。てか多分俺の方がやばい」

「メンバーでも2人っきりに出来るだけならないで欲しいもん。まぁ仕事の時とか付き合いがあってとかは我慢するけど、プライベートで2人っきりは嫌だな…」

涼「わかった、気をつける。断れるやつは断るし、なるべく3人以上の集まりにするから。でも瑞稀もだからね」

「隠し事もできるだけ辞めて欲しいし」

涼「瑞稀に隠す事なんてないよ。多分だけど(ﾎﾞｿｯ」

「毎日大好きって言って欲しい」

涼「もちろん」

「そんな俺でも、いいの？」

涼「瑞稀だからいいんだよ」

いっぱいあった俺の不安をはしもっちゃんは全部取っ払ってくれた。なんだ、そんなに心配しなくてもよかったんだ。俺の気持ち早く伝えればよかった

「じゃ、じゃあお願い、します」

涼「こちらこそ♡」

だんだんはしもっちゃんの顔が近づいてきて…あ、キスされる。そう感じ目を瞑ったけど、キスじゃなくて頭に手を置かれただけ

不思議に思って目を開ければ、口の前で人差し指を立ててるはしもっちゃん

涼「本番はお家に帰ってからね。ギャラリーもいるみたいだし(ｺｿｯ」

そう言われ扉の方を見れば…

蒼「もー優斗のせいではしもっちゃんにバレたじゃん」

優「え、俺のせいなの！？てか楽屋でキスしようとしてる方が悪いんだからなっ！！」

「ガリさんと優斗！？」