それぞれの日常Ⅱ (ページ17)

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side龍斗

「ステージって、広場の？」

瑞「違う違う、これからやるショーのステージは空だよ」

「え、空！？」

瑞「そ、だってここだと騒げないし。安心して、空には俺がご案内してあげるから」

パチンッ

あの時の様に瑞稀さんが指を鳴らせば雲でできた馬車が。馬車なんて平民の俺が乗っても大丈夫なのかな…

瑞「ほら、リュウト早く」

なんて考えてる間に瑞稀さんは既に馬車に乗ってて。まぁ、乗らない選択肢は無いもんね

「おじゃまします、」

瑞「それじゃあ空まで出発進行〜！」

瑞稀さんの声で馬車が動き出す。最初は普通に走ってた馬車がどんどん傾いていく。ちらっと外を見れば建物が小さくなるのが見えて…本当に空に向かってるんだ、

瑞「…ねぇリュウトは俺らの事いつ知ったの？」

「…え、？ミズキさん何言って…」

瑞「だって名乗ったら知ってますって言われたし笑。もしかしてHiHi Jetのファンとか？」

「えっとそう、です。特別ショー招待券貰った時にHiHi Jetの人だって気づいて。その後、ちらっと見えた赤い瞳が綺麗だったからミズキさんかなって…」

瑞「そっか〜……なるほどね((ﾎﾞｿｯ」

最後の方は聞こえなかったけど、その後瑞稀さんが口を開く事はなかった。なんか俺、変な事行っちゃったかな汗

瑞「……着いたよ、降りて」

瑞稀さんに言われ馬車から降りると、そこは雲の上。満天の星空がとても綺麗で…こんな綺麗な星空初めて見た

瑞「リュウト、ステージはこっちだよ。他のメンバーが待ってる。後俺から離れすぎると落ちちゃうからちゃんとついておいでね？」

流石にこの高さから落ちたら終わりなのはわかってたので大人しく瑞稀さんの後をついてく。てか他のメンバーが待ってるとか聞いてないし、！まって、心臓バックバク

少し歩けばステージが見えてきて。本当に雲の上にあるんだけど…HiHi Jetやばすぎるって

？「お、ミズキやっと来た〜」

ステージの上に瑞稀さんと同じフードを被ってる人がいて。ちらっと見えた瞳の色は青かったから多分……

瑞「リョウごめん。ソウヤとユウトは？」

涼「ソウヤはあっちで準備。ユウトは…寝てんじゃね？笑」

瑞「まじかよ。じゃあ先に紹介するわ、こちらリュウト。リュウトに…は紹介いらないか笑」

「あ、はい。リョウさんですよね？青い瞳めっちゃ綺麗です」

涼「！……なるほどね。よろしく、リュウト」