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side龍斗
貴族だけ有料だと色々言われそうだけど、最高級のショーを見れる+ファンサ？も貰えるとかで文句は出ないらしい。それにHiHi Jetは告知とかもしないしね
そんなHiHi Jetの特別ショー招待券を貰うとか…俺前世で得積みすぎてない、？
[おい、リュウト！！開始時間すぎてるぞっ！！！]
「す、すみません。今行きます」
俺はズボンのポケットに封筒をしまい、親方の元へ急ぎ仕事を開始した。怒られたのに口元が緩みっぱなしで仕事をしてたから、他の人には変なやつ扱いされたけどそんなのどうでもいい
だって終わればHiHi Jetの特別ショーが見れるんだもん！久しぶりに俺の日常に色がついた気がした。浮かれすぎてたのか、気づけばもう夕方。後で開始時間確認しないと…
[よし、今日はここまで。リュウトは話あるから残れ。解散！]
「「「お疲れ様でした」」」
もー早く行きたいのに…でも、話ってなんだろう？今日開始時間に遅れたぐらいで特にやらかしてないはずだけど…
「あのっ、親方。話ってなんですか？」
[おー、実は新しく家を建てるんだが、リュウト。家のデザインをお前に任せる]
「え、俺ですか？」
[お前もこの仕事の担当になってから長いからな。じゃ、明日までにデザインをまとめといてくれ]
「え、明日！？」
[お客さんの希望通りに完成させようとすると時間がないんだよ。じゃあ頼んだぞ]
そう言って親方は帰ってしまった。明日までだなんてどう考えても時間が足りない…
「あ、そういえば特別ショー何時からなんだろう、」
周りに誰も居ない事を確認してから封筒を開ける。そこに書かれてた時間は…
「今日の…19時から、。無理だ、仕事に間に合わなくなる、」
でもせっかく招待券くれたのに行かないのは失礼だよね…どうしよう…
大「お、リュウト。そこで何してんの？」
「タイコウ…今から残業するところだよ」
大「うぇまじ？あ、そういえば今広場にステージ作られててさ。それがHiHi Jetのショーらしいんだよね。噂を聞いた貴族達がこの国に来てて案内大変だったんだから…」
「そっか、お疲れ様」
大「あー俺も見たかったな…平民の席もう埋まってたんだよな…あ、お前のとこの両親も親方さんもいたぞ」
「…ねぇタイコウ、何も言わずにこれ受けとってくれない？」
俺は大光に旅人さんから貰った封筒を渡す。一応大光もあの人に会って話してるしおかしくはない…よね？
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作者名：ピンクローズ | 作成日時：2023年4月22日 4時
