エピローグ ページ8
「
そう言って渡された一冊のノート。
「今なら、見せてもいいかなって思って。」
それをめくると、綺麗な字で綴ってあった日記。
『今日はとてもかっこよかった。汗かいてスポドリ飲む縁下がすごくキラキラしてた。』
『今日は赤点組が酷かったらしい。縁下がすごく怒ってて、レアだなって思った。』
そこには俺のことばかりで、俺の名前ばかり。
「ねぇ、
不覚にも、キュンとしてしまった。
「…麻央。俺はあんまり目立たない。そんなことはわかってるんだ。きっと普通の人は、田中とか西谷とかが目につくんだと思う。俺みたいなベンチなんて、誰も目にしない。だから…」
麻央は、麻央だけは俺のこと見ててくれたってわかって、すごく嬉しい。
そう言うと、麻央はとても嬉しそうに笑った。
まるで花が咲くように。
それに見惚れてる俺に近づく彼女。
あと、1cm。
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互いの距離はもう、0cm。
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「「大好き」」
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作者名:胡蝶蘭 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bob260f9691/?plid=bob260f9691...
作成日時:2019年4月28日 23時