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て ページ6
「俺だけを見てたって、本当？」
どうしても気になるから聞いてみた。
すると、麻央は割と簡単に暴露してくれた。
「…本当。でも、恥ずかしくて目が合いそうになると逸らしてた。」
ああ、やっぱり。
「あのね。私、人を観察するのが趣味で…。でもね、今まで観察した中で、縁下の観察が1番楽しかった。」
「…麻央。」
俺の彼女から俺の苗字が出る。
そのことが嬉しいなんて、俺、独占欲強いのかな。
「…
ずっと、その言葉を聞きたかった。
彼女の赤く染まった頬をするりと撫で、俺は微笑んだ。
「もちろん。」
そうして、俺たちは無事名前呼びを果たした。
・
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・
・
・
・
「ね、麻央。好きだよ。」
「…私もだよ。…えっと、
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作者名：胡蝶蘭 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bob260f9691/?plid=bob260f9691...
作成日時：2019年4月28日 23時
