二話 鬼の気配 ページ4
葉風side
??:「キャハハハハハハヒャィァァァハハハ」
不気味な声が響き渡る
その場所には血の海が広がり、切り刻まれた死体が転がっていた
沖田:「あぁあ、遅かったか。」
葉風:「ぼやっとしてないでさっさと片付けるよっ!」
葉風:『まだ、生きた人の気配がする。』
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
血に狂った者を片付け気配がした場所を確認すると
そこでは男装をした少女が怯えた表情でこちらを見ていた
沖田:「残念だなぁ。僕一人で始末しちゃうつもりだったのに。二人とも仕事はやいよね。」
斉藤:「俺は務めを果たしたまでだ。」
葉風:「はいはい。そんな怖い話しないの。この子が怖がるだろ。」
葉風:『おおっと、もっと怖いのが来た…笑』
カチャ…シュッ……
土方:「いいか、逃げるなよ。背を向ければ斬る。」
そう言って土方さんが刀を突き付けると少女は気を失って倒れてしまった
葉風:「そんな怖い言い方しなくても…。」
土方:「暴れられてもこまるからな。」
斉藤:「副長、死体の処理は如何様に?」
土方:「羽織だけ脱がせておけ、後は監察に任せる。」
沖田:「この子どうするんです?斬っちゃいます?(ニヤ)」
土方:「屯所に連れて行く。」
土方さんはきっと気づいているんだ
この子が女の子だってことに
沖田:「いいんですか?見られちゃってるんですよ?土方さんができないなら僕がやりますよ?」
土方:「いいから、連れて行けっ!」
葉風:『それにしても…。さっきは羅刹の気配で気づかなかったが、この子から……鬼の気配がする。』
こうして、長い夜が終わりお告げた
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作者名:空華*soraka* | 作成日時:2018年2月16日 15時