かまぼこ隊とヨコハマ【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

掃除 ページ24

【炭治郎side】

「今日は珍しく店が休みだから皆で片付けでもしようか」


母がそう言うと弟達は「頑張るぞー」「おー！！」と言って張り切っていた。禰豆子はそれを微笑ましそうに見ながら「私達も頑張ろうね」と言った。


「ああ、皆でピカピカのキラキラにしよう！」


俺は長男だから長く使っていない倉庫の掃除を任された。倉庫は少し、いや、かなり埃臭かったけど我慢できない程ではない。

居るものと要らないものに分けなくちゃ。とりあえず出せるものは出してしまおう。そう思って俺は黙々と倉庫にしまわれていた物を外に出した。

少し大きめの箪笥。俺よりも一回り程大きいぐらいの箪笥だ。1人で持てるだろうか？ いいや、持てるだろうかじゃないぞ炭治郎。俺以外の皆は小さいか女だ。俺が持たなくちゃいけない！！

そう自分に叱咤して持ち上げようとしたその時。上から何かが落ちてきた。日本刀だった。


「俺ん家にこんなのがあったのか」


少し驚きだ。どこかで見たことのあるような日本刀。少しだけ刃を見てみてれば、刃は黒くそんな刀があったことに驚きだ。


「黒い刃の日本刀は珍しいな。初めて見た」


つい、まじまじと見てしまう。なんというか、これを見ていると何かが思い出せそうな気がして。思い出したかった記憶が…。

『日輪刀』 通称『色変わりの刀』


「そうだ、これは日輪刀だ！ 鬼を斬るために必要な…」


なんか少しずつだけど思い出してきたぞ！

日輪刀→←鬼殺隊の上司が居るんだから

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