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お使いも忘れなく ページ3

消えていく鬼を見て善逸はため息を着く。未だ小さい頃。前世の記憶を思い出して、もしかしたら炭治郎や伊之助もいるんじゃないか! と思ってできるだけ探したのだ。

しかし、ここは魔都ヨコハマ。人が多い。人を探すのには向いていなかった。結局、炭治郎も伊之助も見つけること無く、今の今まで来てしまった。もう諦めの方が大きい。


「合計三百三十円になります」


お使いで頼まれていた餡子と人参をスーパーで購入した善逸。これを夜ご飯に使うという母親。一体どんな料理を作るつもりなんだろうか、と頭を悩ませながらも買った。

丁度のお金を渡し、レシートは断ってそのまま家に帰った。「おかえり♡ 遅かったわね、善ちゃん♡」と言って出迎えてくれる母親。正直、語尾の♡をどうにかして欲しい。この際、ニックネームが何処かの宇宙の神様と被っている事は気にしないから。漢字表記は違うけれど。


「おばあちゃん怒ってたよ。何時になったら飾瑠(かざる)さん連れてくるんだ! って。……飾瑠さんってだれ?」
「もう! お父さんの名前ぐらいちゃんと覚えておきなさいよ。それにお母さんは何回同じことを言えばいいのかしら。飾瑠さんは今、世界中を飛び回ってて中々帰って来れないって」


我妻家の大黒柱、我妻飾瑠はなんか結構有名な会社の社長らしく世界中を飛び回っているとか。善逸の母親、我妻善華(よいか)の婿養子に入って結婚したものの、仕事が忙しくて中々家に帰れていない。週に1回、善華に愛を綴った手紙と善逸にお土産を送っているのだが、善逸は大して興味を見せてなく、忘れられている始末である。それを知っているからこそ祖母は飾瑠に憤慨し帰ってこいと言っているのだ。

まあ、我妻家の家事情は置いといて。善逸はお風呂に入り、母親の作ったご飯を食べる。献立『特性お母さんスペシャル♡〜お母さんの好きな物を混ぜてみました〜』を食べて腹を壊した。明日から楽しい青春ストーリー、高校生活が始まると言うのに、一週間も休んでしまった。

そして、売れ残った風紀委員押し付けられてしまった。怖い。皆もうグループ作っちゃってしまっていた。悲しい。もう学校に行きたくない。
けれど嫌々ながらも結局行ってしまう善逸だった。

元水柱の教師→←結局戦った



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中園凉子(プロフ) - 意味がわからなくなってきた……… (2020年3月25日 21時) (レス) id: 053220dd71 (このIDを非表示/違反報告)
鈴谷 - 炭治郎がかわいすぎるんです! (2020年3月6日 20時) (レス) id: 8f18db08aa (このIDを非表示/違反報告)
るFれん - お久しぶりです、るFれんです。別idで失礼します。ページ38を見たのですがタイトルが猪ではなく狼になっている気がします。私が間違っていたら忘れてください。応援してます(*^▽^*) (2020年1月5日 13時) (レス) id: c28cc0defe (このIDを非表示/違反報告)
riria(プロフ) - 冨岡さん ww Gてww (2019年8月28日 21時) (レス) id: abdebcbe61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 義勇さん…仲良くなりたいがため、ストーカーを???? (2019年8月6日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年7月4日 1時

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