我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問６:え、大正時代じゃないの？ ページ6

「それにしても、凄いね。大正時代にこんな技術があるなんて知らなかったよ」


善逸はキラキラと輝いているビルを見て言った。


「え、大正時代？」
「え、何か可笑しいこと言った？ 俺」


善逸と敦の足が止まる。顔を見合わせた。敦は言う。


「…今は大正時代じゃなくて令和だよ」
「れ、令和？ 何それ、大正時代でしょ？」


「ちょ、ちょっと嘘つかないでよ敦。心臓に悪いよ」善逸は少し青ざめた様子で言った。敦は首を横に振って言う。


「……今は令和だよ………」


「う、嘘ぉぉおお！？」善逸の叫び声がヨコハマに木霊する。慌てて敦が「シー！！」と言った。どうやら善逸は未だ状況が飲み込めて無いようだ。


「え、今は大正時代じゃなくて令和で。俺は令和なんて時代は知らないから、必然的に……」


「み、未来って事！？ う、嘘でしょ！？嘘だよね！？ 誰か嘘だと言って！！」善逸は汚い高音を出しながらギャーギャーと一人で騒いだ。ある程度騒いで落ち着いたのだろうか。


「さ、最悪だ…」


善逸はそう呟いて死んだように眠ってしまう。慌てて敦が善逸をキャッチした。どうしようか、少しそう悩んで敦は善逸を自分の住んでいる社員寮に連れていくことにした。


「鏡花ちゃんに電話しないと…」

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